インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

国民の歴史

価格: ¥2,000
カテゴリ: 単行本
ブランド: 産経新聞ニュースサービス
Amazon.co.jpで確認
「国民」の歴史という錯誤 ★☆☆☆☆
駄作である。 筆者は歴史学者としてはずぶの素人、思想的には単なる右翼の域を脱せない人間であるからして、この冗長な本の結論は自ずと明らかだろう。 アジア蔑視、大東亜帝国礼賛の匂いが強すぎる。 そもそも、「国民史」自体が今は存在しないのではなかろうか。 国民という個人の帰属意識は、もはやかなり希薄なものでない時代ではなかろうか。 一個人が、在日朝鮮人であり、日本人であり、同時にアジア人であるという意識を持つ時代に、国民の歴史――日本人ならば当然正しいと信ずるべきとされる、過去の歴史事実に対する認識――などというものが果たして存在しうるのか。 そうしたものの存在を信じているから、韓国中国との果てしなき教科書論争、トルコとアルメニアの歴史論争、はては途上国における民族間殺戮などという根本的な誤りが生ずるのではないか。 今こそ、民族史、国民の歴史という幻想を放棄すべき時代である。
文学として ★★★☆☆
歴史の捉え方、という点では面白い。「こんな捉え方もあるのか」という新鮮な驚きがある。

ただ、著者の観点が主観的に過ぎ、著しく客観性を欠く。

「歴史は物語だ」と言われれば読み手は反論の仕様がない。
また歴史に善悪の判断はつけられない、と主張しながら、自国が蒙った被害については「人道に対する罪」を糾弾するなど、論理的矛盾も散見される。
学問的批判に耐え得るものではないだろう。
歴史の専門家でない著者が、このような大問題に取組んだ情熱には敬服するが。

自国の歴史を考え直す ★★★★★
明治以来の日本人の歴史観は、西洋を文明の中心とした歴史観になってしまった。
自国の歴史や社会を評価するのに西洋のモノサシを使って評価してきた。
マルクス主義歴史観もそれらのモノサシのうちのひとつである。
近代主義歴史観も同様。

そして、アジアの歴史を日本人が見る時には、シナの歴代王朝を中心とした
見方をしてしまう。

シナ史観でも西洋史観でもない、日本の歴史と文化を基軸とした、
シナと西洋を相対化した歴史観があってもいいし、
また日本人はそのような歴史観を創造すべきである。

一定の価値観を持たずに歴史を語ることはできない。
「客観的な歴史認識」などは幻想であろう。

日本人は日本文明の価値観に基づいた歴史認識を持つことが第一で、
そのうえで、シナ史観や西洋史観も知識として知っておくことはいいことだ。

その意味でこれは良書である。
自国の歴史を考えなおすヒントを与えてくれる。
孤高の日本に敬服 ★★★★☆
分厚い本だが、
毎日、毎週でも1章、少しづつ読んでいけば、楽しめる。
日本の歴史。個人的にかっこいい。
武士の情け、敵に塩を送る、犠牲の精神、
正々堂々、卑怯を恥ず、武士に二言はない、侍の心など。
武士道など理解できない、知らない経済の亡者が支配すれば、
こんな世界となるのだろう・・
孤高で和の精神を持つ日本・武士道は邪魔なのだろう。
力は消されたか。
また、西尾の語る歴史も全て真実?、と言えば、
どうかと思える箇所もある。
しかし、それを差し引いても、本書は、興味深く、
世界に対し日本が何をなしえてきたか、よく分かる。
その他色々、世界を動かしてきた時代の裏側も読める本である。
欧米信仰も良いけど、
日は、70年もかけへたれにされてしまったが、
国民は自国の歴史、きちんと理解し大切にせねば。
欧米、ほんとに偉大?と、よくよく考え、歴史を見直すのもよい。
ちなみに、小型化した文庫本サイズなら
読みやすいのでは。
中古で100円程度とは、 ★☆☆☆☆
 やはり8年間経って、日本人が結局、この書籍の「妥当な価値」と見なしている数値なのである。

 「新しゅう教科書」の原版でもある『国民の歴史』とは、構図もなく、歴史に対する解釈もなく、思考もない本であり、著者がただひたすらに、自分の好む・好まぬあらゆるポイントを、次々を並列させた、ある意味で非常に勝手な、トンデモ本の類いに属する、更に読みづらい書籍でしかなかったわけだ。