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技術者のためのマネジメント入門―生きたMOTのすべて

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞社
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大学の授業向け概論 ★★★☆☆
MOTとは何か、を基礎的なところから解説した内容で、初めてMOTとは何かを学ぶ人には適した内容であった。
製造業にいると、この本に載せられているような議論や実例の紹介はよく目にすることが多く、これまでの
知識を整理するにはよい機会であった。
しかし、内容としてはここまでの物で、日頃の業務に対して実際にどうプロジェクトをリードしていかなければ
ならないか、というような所まで入り込んだ具体的な議論はない。
このため、読んでいて、”だからどうなのよ”と本にツッコミを入れたくなるようなところがいくつもある。
業務に対する具体的なヒントを探している人は、別の本を当たった方がいいです。
技術者のためのマネジメント入門、という題名とは異なり、
あくまでも”MOTの概論” として本書は利用したほうがいいと思いました。
いい技術屋はいい日本語で語る ★★★★☆
技術経営に必要なものを「技術哲学」、「事業観」と「戦略眼」そして「組織を見る眼」としている。

バランススコアシートの重要な要素でもある。

「顧客イン」と「技術アウト」この言葉の意味を知っているだけでも値打ちがある。
顧客のニーズを顧客以上に知るということは言うは易し行うは難し、でも取り組もう。
その実現には何が大事か?

実は言葉なのである。

キーワードをどう設定するか、まさに考える作業である。

じゃあ、実際どうすればよいのよ?

本田宗一郎やマイケル・デルの事例紹介が大いに参考になる。

考えることが好きな技術屋さんに是非読んでいただきたい。


悪くないテキスト ★★★☆☆
計9人の著者が一章ずつを執筆している.このような寄せ書き形式の本は,統一感がなくなりがちだが,本書は比較的うまくまとめられている.著者全員が東京理科大学MOTの教員であることが奏功しているのだろう.様々な観点からMOTを見ることができるという点に,本書の価値がある.

ただ,誤字等が目立つのはいただけない.あと,個人の好き嫌いの問題だが,はじめの哲学の話は説教じみていて,読むのをやめてしまいそうになった.短気な人は,ここで挫折してしまうのは勿体ないので,第I部から読み始めると良いと思う.なお,私が哲学嫌いというわけではない.むしろ,哲学については色々と本を読んできたために,心気臭く感じたのだろう.

MOT初学者向けのテキストとしては,本書よりも「MOT[技術経営]入門」を推奨したい.また,「技術経営入門 改訂版」は,体系的に学習するためのテキストというよりは,用語集的な位置づけになるだろう.
リーダとして活躍している/したい人に読んでほしい本 ★★★★★
 技術者のためにとありますが技術者に限らず、これから商品はサービスをチーム
で取り組んで行こうとしているリーダーの方に役立つ本ではないかと思います。

 実際のやるべき作業の流れ、またそれを実践してきた企業の例などが豊富に
記載されていて、具体的にイメージできるところも良いです。

 最後に座談会があり、そこでは、宮大工の棟梁の話が出てきてきます。そこでは
逃げ道がないことの大切さが述べられていて、はっとしました。自分も知らず
知らずに逃げ道を作っていたのではないか?と自問してしまいました。
最後の座談会まで読み進めて、そこでリーダとして自分の覚悟を決めて、再度本書を
読み直すとここに書いてある内容が本当に自分の物になるのではと思います。
それだけ読みこむに値する本だと感じました。
内容の濃い良書です ★★★★★
いい意味で予想を裏切られました。

まえがきに、『この本は、企業で働く技術者の方々を主な読者として、技術を中心とするマネジメントの入門的な知識をある程度体系的に解説しようとする本である』、とあり、エンジニア向けのマーケティング入門なのかと落胆したのですが、読み終わってみると、そんじょそこらのマーケティングのテキストよりも遥かに内容が濃いことに驚きました。

私自身は営業・企画・マーケティングを専門とするものですが、技術者のかたのメンタリティや着想の仕方などが手に取るように理解でき大変参考になりました。

また、各章により著者の方が異なるのですが、章と章のつながりも考慮されており、内容も理論の裏付けもしっかりしている上に、ケーススタディも多く盛り込まれており、難しいことが書かれている割にはすんなりと頭に入ってきます。
(興味の無い章は読み飛ばしても、全体の筋は捉えることは可能です)

技術者の方のみならず、営業やマーケティングの関係者で、技術をビジネスにより活用することに苦心しているかたにも読んでいただきたい良書です。