雑になってきている…?
★★☆☆☆
自分的には五指に入るほど好きな漫画。(かつてポストカードブックまで買った、笑)よってあえて辛口で。
カバー表紙の堂々たる絵や、いつも通り読者へのサービス精神溢れるカバー裏見返しのオマケ絵なども今まで通り精緻でこの上なく美しい。
…が、巻末の自己ツッコミ的なオマケページを見るまでもなく(笑)、
突然この巻から中身が雑になってきているような気がした。絵も話も。正直びっくりした。
自分の気のせいならむしろその方がよいが。
アクションシーンは自分は毎巻必須というほどでもない。
血と剣の狭間でくりひろげられる味わい深い人間模様も勿論むげにんには欠かせないし、良い。
本誌のほうは買っていないので、最終章にも期待しつつぜひ次巻を待ちたい。
(しかし百淋姐さんは1巻からいつまでたってもあの気の強い姐さんのままで…いいな笑)
「不死解明編」完結!
★★★★★
「無限の住人」の持ち味、
ムッチャクッチャなチャンバラ復活!!(至高の誉め言葉)
ほぼ全編が狭い牢でのチャンバラです。
万次さんはいまだに鎖に繋がれてます。
敵はド強い3人、でも味方は4人!
ムッチャクッチャなチャンバラ開始!!
マンガ万歳!エンターテインメント万歳!
驚いてスカっとして感銘して。
沙村広明万々歳!!
これから最終章だそうです。
でも沙村さんのライフワークにして欲しいので、
最終章はこれから50年間連載希望です。
気分爽快
★★★★★
膨大な伏線が張ってあったので、サムラ信者である俺でも一冊じゃ補完はムリだろ…何て分不相応な物差しでサムラを測ってたが、やられた…スッキリと不死解明編終結。しまいにゃどーでもいい巻末コーナーにすら伏線が張ってあることが判明…
さておき最終章に向けての展開や人外の域に達した殺陣など、補完するだけで終わってない一冊なので、こちらも心配無用!
どっかのアーティスト気取りのエセマンガ描きにも見てもらいたい日本が誇れるザ漫画です。
え!最終章!?
★★★★★
次巻乞うご期待!の文句の上に、さ、最終章の文字が!
どんな漫画家も連載経験のある漫画家なら必ず立ちはばかる壁。最終話。
愛着、未練、お金、編集者のハザマでどう結末を迎えるのか!
これまで、20巻の間を思い返すといろんな登場人物がいました。
中には準主役にまで成長した人もいます。沙村さんも書き始めの構想段階では
ココまでは想像していなかったでしょう。
1000人の悪人斬り、親の仇、幕府へ一石を投じること・・・
いろんな目的があり、皆さん真剣に命懸けで行動していました。
時には、それはちょっと・・・といった設定もありましたが、沙村さんが
作り出す世界では、当然あり得ることで、他の追随を見ない素晴しい画力が
圧倒的な無言の説得力を発揮しています。
否応なしに引き込まれますね!
万次・凛、一刀流、幕府・尸良に加えて謎の新勢力。
5つ巴えの大決戦!
尸良!歪んだ表情に悪役笑い健在!黒い太陽を胸に登場も去りセリフも最高!
あああ、次なる戦いが始まるんだという演出がとてもよい!
今のところ万次が不利な状況にあるみたいですが
果たして、戦いの後に誰の夢が叶うのか!
不死力解明編 完結!
★★★★★
長かった不死力解明編がついに完結します。完結編に相応しい濃すぎる内容です。
地下牢での山田浅右衛門との、そして歩蘭人が造り上げたあるモノとの死闘。対する万次の久方振りの格好良さ!更に、むげにん史上最兇のヤツ&凛と関わりの深いあの人が!!
シリーズを通して読んでいる方なら値段以上の満足は確実の一冊です。