この本を買ったのはだいぶ前なのですが、半分くらいの料理をつくってみて、ずば抜けてよいレシピ本だと実感したので、投稿する気になりました。
　実は酸っぱいのは苦手なのですが、料理に入れる酢は別物ということがわかりました。酢を入れればなんでも美味しくなるのではないか？と思ってしまうほど、この本の中の料理はどれも美味しい。
　一般的なレシピ本に載っている料理で「これは美味しい。当たりだ！」と思える料理は実は10個に１個くらいではないかと最近思っています。ほとんどは、味が想像できるし、驚くほど美味しいなんてことのほうが少ない。だけど、この本の料理は半分以上が当たりでした。しかも、どれも身近な味なのに新しい美味しさがある。初めて食べる美味しいモノ。これは感激です。
　そして、私にとってありがたいのは、本当に簡単であるということ。調味料を入れるたびに目を細めてレシピをのぞきこむという作業がつらくていやでしょうがないのですが、この本は、調味料を事前に合わせておくことが多く、手間がかからない。説明文がとても整理されていて短いので、手順が明快にわかる。あと、けっこう適当につくっても（指定以外のお酢を使うとか）、ちゃんと美味しくできます。
　こんなタイプのレシピ本が３冊くらいあれば、もうほかのレシピ本を買う必要はなくて楽だろうなと思います。いろんなテーマでシリーズ化してほしいです。

お酢の種類も、料理レシピも洗濯等に使う知恵も、お菓子も飲料酢も全部載ってます。

「特に料理レシピを知りたい」
「特に飲み物として知りたい」
「保存食としての使い方を知りたい」

というような特化した知識を知りたいならば、もしかしたらそれ専門の本を選んだほうが
詳しいかもしれませんが、普通に使う分ならば全て先ほどの内容も全て載ってますので
これ一冊でまかなえるでしょう。

どれをつくってもほんとにおいしい本です。もちろんお酢もおいしいですし、見た目も美しい。ほんとうにお勧めの本です。

正直言って　身体にいいとわかっていても　
お酢を作った料理を好んで作るほうではありませんでした。
この本に出会って「酢＝酸っぱい」　でなく「酢＝コク」と知りました。
　自分で作っても「おいしい！」です。そしてちょっと鼻を高くして人に教えたくなります。
料理研究家の本も結構たくさん持っていますが　そのどの本より出番が多く
　乗っているお料理どれも作りたくなります。　
「お酢屋さん」の本ということで　はじめ　本格的な難しいお料理が多いのでは？と
　思ったのですが　全然そうでなく　家庭のお夕飯のレシピです。中には「無花果酢」「紅芋酢」とか近くでは売っておらず　ネットででも調達したいものもありますが　普通の米酢で
十分作れるレシピもたくさん載っています。
街の本屋さんでは　あまり見かけませんが　ホント　おすすめの本です。

もともと、酸っぱい味はあまり得意ではなかったのですが、この本のレシピで作ってびっくり。お酢はすっぱみを出すのではなくて、コクとウマミを出す！！毎日お酢を使った物を手軽に作るようになりました。
まだすべて試したわけではないですが、作ってみたレシピはどれも本当に簡単で美味しくて体にも絶対に良い！という感じ。蒸し暑いこの季節ですが、夫も子ども達も、もりもりご飯が進むおかずもあり、期待以上の使い勝手のあるレシピ本でした。