インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

よみがえる日本語―ことばのみなもと「ヲシテ」

価格: ¥3,990
カテゴリ: 単行本
ブランド: 明治書院
Amazon.co.jpで確認
期待外れの本でした ★☆☆☆☆
ヲシテ文字がやまとことばの根幹をなし
仮名で訳されたヲシテ文書を読んでも
そこに隠された真意は知りえない。
非常に強い関心を持って読み進めました。
結論から言えば期待外れの内容でした。

本書ではヲシテ文字が単なる象形でなく
イメージや意味を持つ図象であると唱えます。
そして前後の図象の組み合わせで
言葉の持つ意味が深く理解出来ると。
しかしその為の説明がいまいち
説得力に欠けるものでした。

ヲシテ文字の母音がうつほ、かせ、ほ、みづ、はにの
図象化である事は間違いないでしょう。
だが子音の図象の説明がないまま
主観的な縦読みで読者を置き去りにしています。
本当にヲシテ文字の組み合わせに意味があるなら
あらゆる古いやまとことばを取り上げ
無限に実証しなければ世間の理解は得られないでしょう。
しかしこの本ではくどい確認に無駄に頁数を割き
重要な箇所の説明が不十分なまま
都合の良い例を何度も繰り返し登場させ
終始筆者の自己満足に帰結しているように思います。

情熱があれば意味のないものに意味さえ生まれます。
書いてる本人だけが特殊な状態にあるのでそれに気付けません。
いづれにしろヲシテ研究の第一人者が
「こういう可能性もある」というスタイルをとらず
「こうに違いない」と安易な断定を下す事で
ヲシテ文献の真偽そのものを
一層きな臭くさせた気がします。
度外れた発見、大きな巨大な一石 ★★★★★
こんな大きな大発見は、
この本は、すごいことだと思いました。なんなんでしょうね?
言葉が、こんな原理で作られていたと、 そう言う事になりますか。
常識が、大きく外れての事ですね。
そう言う事になりますかですね。
真実ですか! 真実か、真実は、まげようもないですね。
真実か、 しんじつか。
あと、2〜3か月、ゆっくり考えてみます。
日本語を巡る知的ミステリー ★★★★★
日本語の起源や源流を扱った本は枚挙に暇がないが、これほど変わった本にはお目にかかったことがない。 いわゆる神代文字の一種である秀真文字の形から、名詞や動詞の語義、動詞や形容詞の活用、助詞の用法を理論的に説明している。 こう書くと、いかにも荒唐無稽に聞こえるのだが,驚くほど論理的に整理されていて、もしかすると本当かもしれないと、思わず考えてしまうほどである。 日本語を巡る上質のミステリーと言えよう。
スゴイ発見 ★★★★★
ヲシテ文献を原文で読み解くことによって文字の骨格部分である「態」と中身の部分である「相」とに区分けし、それぞれが合体することで表意文字としての意味を成すことがわかった。またヲシテの縦膠着性によって安定原詞、安定分子は構文を発生させ、呼吸原詞、呼吸分詞はことばの活用を生じる。「この相、この態がある文字同士がそれぞれ縦にひっつかないと語義の発生、活用が生じない。」という点はそれぞれの文字の形を見て素直に論理的に思えた。活用形と文字の形がそれぞれリンクしているとはっきり見えることに驚いた。本書はいわばヲシテ文献のなかの「文字」のみ絞って書かれた本である。これをきっかけに人々の関心がヲシテ文献の内容、記紀との比較、考古学上の発見など多岐にわたりもっと広がれば嬉しい。
ヤマトことばの源泉に投じる一石 ★★★★★
 「ヲシテ」は、これまで「秀真文字(ほつまもじ)」「伊予文字」とも呼ばれてきたものである。一般には「神代文字」という怪しげな文字の一種として受け取られている。また、江戸時代の偽造とみなされてきた。
 本書は、この「ヲシテ」を見直し、日本語の源泉としてこの言葉を文献(古文書)を考察し、構造・文法・用例を紹介しながら、実態の解明に当たっている。歴史から姿を消し、取り沙汰されなくなっているものの、再検討をして、世にその真偽を問うものである。現在使用されている漢字・仮名にはないものなので、映像写真資料を見てもらうしかない。
 一例を挙げると、漢字の「公」は「ヲヲヤケ」とカタカナで書くが、ヲシテで書くと、資料のようになる。「指導者がワタクシを去ってみんなのことだけを考える」という知恵・制度のことを意味する言葉である。「ヤマト」「ヒノモト」を治める最も大切な「和の精神」ということである。今、日本の国に最も大切な「ヤマトココロ」の原点・源泉がここに蔵されているのかもしれない。一石を投じる問題提起かもしれない。