インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

仁義の墓場 [DVD]

価格: ¥4,725
カテゴリ: DVD
ブランド: 東映ビデオ
Amazon.co.jpで確認
   敗戦後の日本の復興と逆行するかのように破滅していく若きヤクザ・石川力夫(渡哲也)の壮絶な青春像を赤裸々に描いた、深作欣二監督のヤクザ映画総決算ともいえる傑作。
   昭和21年、粗野で凶暴な性格の持ち主である新宿・河田組の石川は、池袋・親和会との抗争のさなか、若い娘・地恵子(多岐川裕美)を犯して妻とし、池袋との対立を回避した組長・河田(ハナ肇)を刺して刑務所入り。やがて出所した彼は大阪に流れて麻薬中毒となり、彼を諭す友人の今井(梅宮辰夫)をも射殺する…。
 「大笑い、三十年の馬鹿騒ぎ」の辞世の句を遺して自らの命を断った石川は深作監督と同郷の茨城県出身であり、より一層の想いをこめて彼の狂気と衝撃は熱く語られていく。そこには深作監督自身の深い戦争の傷跡と焦燥感も多分に盛り込まれているのだ。(的田也寸志)
芹明香も出てます ★★★★★
深作監督の最高作ですね。これで嫌いだった渡哲也好きになり昔キャンディーズの隣りにポスター貼ってました…。
大笑い、30年のバカ騒ぎ ★★★★★
深作欣二の最高傑作は?と聞かれた時に、邪道かもしれないが、仁義なき戦い代理戦争と、本作を挙げたい。前者は、群像劇をテーマにし、後者は一人の主人公に焦点を当てたことで、作風は大きく異なる。実録路線の真っ只中と終焉を飾った点での対比も興味深い。しかし、共通しているのは、両者ともに集団、組織からはぐれていく者の、悲しみなり怒りを表現しているところだと思う。そうした中で、菅原文太が陽だとすれば、本作の主人公である石川力夫を演じた渡哲也は間違いなく陰の存在である。辞世の句とともに「仁義」を自らの命と一緒に墓場に葬り去った生きざま、途中暗示的に劇中に出てくる風船のように、ただ飛び上がることでしか、己の存在を示せなかった、そんな暴力的な描写の中にも物悲しさも漂う傑作である。観たら、身体中に震えが走ること間違いなし!
深作欣二の凄絶バイオレンス ★★★★★
深作さんの映画の中で僕が最も恐怖した映画 一人のヤクザの仁義なき生き様です
渡哲也さんがこれまた怖いんだ目がギョロっとこっちを睨んで恋人の骨を食べるあのシーン
ビックリしました背筋が凍りつくとはあの事を言うんですね そしてもう一つの見所が
なんと言っても田中邦衛さん僕は「北の国から」の優しいイメージしか無かったのですが
この映画では当たり前のように人殺しするし 「ヤクー ヤクー」とか言ってますからね(笑)
その俳優人の演技も凄いですがやっぱり深作さんの演出も凄いですよ 主人公が狂って
恩人でもある親友をぶち殺すシーンがあるんですがそこの辺りとかは物凄いです
やっぱり深作のヤクザ映画は夜見るに限るね 骨太で鮮烈で一度見れば忘れられなくなる傑作
日本版スカーフェイス。 ★★★★★
伝説の狂気のやくざに息を吹き込んだのは病気療養復帰後の渡さんでした。彼の1974年大河ドラマ勝海舟途中降板という無念さがこの鬼気迫る演技を生んだのでしょう。やがてやくざの墓場の汚職刑事を経て黒岩刑事でお茶の間に復帰するのは1976年、大都会ででした。
実録路線の極北!! ★★★★★
 本作は東映実録路線の中でも暴力描写が突出して凄い。基本的に群像劇の趣がある同シリーズにあって、ひとりの若者がやくざ社会でのしあがって、破滅するまでを描いている点においては「仁義なき戦い 広島死闘編」に似ている。そしてこの二作は実録路線の中で双璧をなす異色作かつアナーキーな傑作である。

 何かに取り憑かれたかのように暴力に身をまかせる、石川力夫を演ずる渡哲也が凄い。渡に無理やり犯されて、最後は病魔に冒されボロボロになっても尽して滅びていく多岐川裕美もひたすら美しい。ラスト近くでシャブを打って恍惚とする渡を、結核に冒されて死ぬ寸前の多岐川が布団の中から見つめるショットは実録路線の中でも最高に悲しくも美しく、そして破滅的なショットであろう。さらに多岐川の死後、遺骨を入れた骨壷を持って彷徨い歩き、挙句の果てに骨を取り出してポリポリ齧る渡の演技は、まさに鬼気迫るものがある。

 渡が親分のハナ肇を刺して大阪に逃げたときに知り合い、以後行動を共にする田中邦衛演ずるシャブ中の尾崎も、セリフこそ少ないが最高の名演。渡にシャブを伝授する大阪の売春婦は田中登の「(秘)色情めす市場」の芹明香。相変わらずの貫禄の安藤昇や、不気味な墓石職人の三谷昇など見所実に多いです。
必見!!