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眠る盃 (講談社文庫)

価格: ¥490
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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教科書に載れば? ★★★★★
 最近の中・高校の国語の教科書なんて読む機会も見る機会もないのでよくわからないが、向田この本の中の幾つかのエッセイは教科書に掲載してもいいのではないか、と思うほどの名文揃い。思わず、フフフと笑ってしまいそうなものから、「なんでやねん!」と憤慨したり・・・・
それにしても、向田が「宵越しの銭は持たない東京人(江戸っ子ではない!)」にしても、貯金はまったくしていなかったとは、驚き。少し貯まれば、女友達と海外旅行に出かけるようだ、出かけて、古道具を買ってしまう。だから貯まらない。これも可笑しい。中野のライオンはもっと可笑しい。
疲れた時に ★★★★☆
心が疲れた時に読むとほっとするような短編集です。向田さんの、日々の生活や過ぎた日の生活のなかに、ひっそりとまた大きな存在感のあるエピソードや書簡が、心地よい言葉によって書かれています。時に、ふっと笑いたり、微笑んだり、泣いたり、頷いたりしながら何度も読み返しました。現在の動な生活から離れた静な生活のなかにある、喜びや楽しさがこの本にはあるように思いました。私は、何度も読んではほっとさせていただいてます。
悲しいまでに輝く向田エッセイ ★★★★★
この本に出会ったのは、中学3年生の頃でした。
今から考えてみると、随分と渋好みな中学生だった気もしますが(笑)、向田作品に心惹かれたきっかけというのが、高校受験のために日々受けていた国語のテストの長文に、よく彼女のエッセイが引用されていたからなのです。

試験中にもかかわらず、時間が経つのを忘れて、時には可笑しくて笑い出したくなるのをこらえながら、「テスト問題」に引き込まれたものです。
「面白いなあ、続きを読みたいな」と思うと、必ずといっていいほどそれは向田作品でした。

その後、それらが収められている随筆集を入手して読んだわけですが、楽しかったですね。

けれど、自分が大人になって改めて読んで「ああ、わかるなあ・・・」と思える部分が多くなり、子供時!代とはまた違った意味で数倍楽しむことができました。

向田作品は大人のための作品である、と私は思いますが、子供をもひきつけるユーモアも満載です。そして、大人だけが知っている喜びや、切なさや、悲しさも・・・。ごく普通に生きている人たちの日常から生まれたエッセイだけに、心の中に沁みこんでくるような作品が多いように思います。

「ああ、それってわかる、わかる!」ということを、これほどまでに鮮やかに描くとは、あっぱれ!としか言い様がありません。

「春高楼の花の宴・・・」この詩にまつわるエピソード ★★★★☆
シナリオライターとして活躍した向田邦子。脚本だけではなくエッセーでも心豊かな彼女の才能を垣間見ることができる。 「春高楼の花の宴・・・」この詩にまつわるエピソードをはじめ、彼女の感性に触れることができる一冊