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父の詫び状 <新装版> (文春文庫)

価格: ¥530
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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昭和の匂い ★★★★★
いわゆる古きよき時代を感じさせる作品です。
個人的には「車中の皆様」と「鼻筋紳士録」がとても好きです。
なんとなく作者とサザエさんの性格が似ていると感じてしまいました。失礼しました。
親が親らしく、子供が子供らしかった時代 ★★★★★
昭和初期の日本の家族の姿がここにあります。
親が親らしく、子供が子供らしかった時代の、凛としながらも良い関係を保っていた、そういう記憶を呼びおこす作品です。
父親を仕事に送り出す、仕事から帰ってきた父親を出迎える、食卓の礼儀作法、季節ごとの行事、今ではほとんど見られなくなった、日常の一般家庭の細やかな情景が描かれています。
特に作中の食卓を彩った食物の描写が実に見事でした。
母親が、子供の前では父親である夫を立て、子供も父親という存在の威厳を感じています。
決して「お友達親子」ではありません。
尊敬と愛情で結ばれていた、そんな古き良き時代の親子の姿です。
寿司の一節は、切ないしジーンとくるものがありました。
向田邦子作品は、ドラマ化されたものが多いので、自然と演じた役者の姿と重なり、読んでいると鮮やかな光景が映し出され、引きこまれてしまいます。
懐かしさに涙があふれそうになる ★★★★★
お会いしたこともないのに、向田さんのお父様の姿を
まざまざと脳裏に浮かべるのは何故でしょう。
表題作のエッセイを拝読すると、冷たい玄関先で、
じっと立ち尽くすお父様が見えてくるのです。
「昭和」の息遣いが伝わってくるような、珠玉のエッセイばかり。
百年のちに生まれた方にも読んでいただきたいです。
次もこのショップ利用したい ★★★★★
本の状態(非常に安かったのに)とても良かったです、梱包もきれいでメール連絡もスムースで安心できました、
次回から古書は先ずこのショップを 要チェックです。とっくにレヴュー書き済みと勘違いして、書くのが遅れてすみませんでした。
愛すべき父親 寺内貫太郎の原点はココ? ★★★★★
向田さん小5時代の詩発見が発見され
一部が読売新聞に掲載された。
子供の頃から文章力があって人を引きつける。


向田さんは私の親の世代。
そのお父さんとなると明治生まれぐらい?
家族の様子が生き生きと描かれ 特にお父さんが頑固でおかしくて
お寿司のエピソードは笑わせる。
平成の今だとあのような父親は絶滅危惧種かも。

そしてうちの父の話になるが、
食事のしつけは厳しかった。
年末や夏の大掃除など父の号令で子供達みんなが動いた。

私が小学校に入学して一年間は毎日鉛筆を小刀で綺麗に削ってくれていた。
「父の詫び状」の中にもお母さんが鉛筆を削ってくれるシーンがある。
父が他界して25年。すっかり忘れていた40年以上も前の記憶まで
呼び戻してくれた。

ひとつ上の世代の話だけれど 昭和の懐かしい匂いがするエッセイで
向田さんのあっけらかんとした明るい性格が印象に残った。

飛行機雲の向こう側 ★★★☆☆
小学生の頃から祖父母の家に行くたびに読んでいました。向田邦子さんのエッセイ集はどれも、ちょっと斜めから見ている口調と話がとても面白かったです。今ではあまり見ることのないであろう父親像が自分には新鮮でもありました。厳しい話もユーモラスに描いてあり、ほろりとしたり笑ってしまったりします。引き込まれます。
読書薬局 ★★★★☆
〈概説〉;『「女の履物はキチンとくっつけて揃えなさい。男の履物は少し離して」』。父が帰宅したら、長女の邦子が靴を揃える役目。一度も子どもたちに頭を下げなかった父の唯一の詫び状とは。〈特徴〉;頑固親父たちが大黒柱であった家庭を垣間見ることができるエッセイです。〈効能〉;映画『ALWAYS 三丁目の夕日』が好きな人にもお薦めです。〈副作用(注意)〉;完全なエッセイというわけではなく、多少フィクションもあるそうです。
おせちシスターズ ★★★★☆
この作品は学校の教科書にも掲載されていたのでご覧になった方もいるのではないでしょうか向田作品は家族愛を感じる作品が数多くありこの作品も父親の深い愛情を感じることができます
鈴木書店 ★★★★★
まさにゴッド姉ちゃんです。
これほどの才能の人は再び現れることがあるのでしょうか。
T♪の本屋 ★★★★★
向田さんの子どもらしくない子どもだった部分が、私の子どもの頃と微妙に似ていて、自分の子ども時代を思い出しながら楽しく読みました。
ren☆jp ★★★★★
言わずと知れた向田邦子の名作。
私が説明するまでもありませんよね。
表題作では亭主関白な父に反感を覚えても、朱線を入れたその手紙には心を打たれます。
「お辞儀」は、母に関するお話。
今で言う天然気味な母が、ふとした瞬間にみせた違う表情への驚きと、静かな悲しみ。
私のお薦めはこの「お辞儀」です。
昭和の匂いが漂ってくるエッセイ集。