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徳川家康(6) (山岡荘八歴史文庫)

価格: ¥777
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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家康34歳 ★★★★★
既に家康は東海の大名として老練の域に達しつつあります。
浅井長政が滅びるときに、一緒に死のうとするお市の方と死を拒む姫、もこの巻の見所ですが、一番は大賀弥四郎の処断のところです。
謀反を企てながら、仲間の小心により、露見し捕縛される弥四郎、そして、弥四郎の脱中世的な告白、更には弥四郎に殉じる何も知らない妻子達、など、このあたりは山岡荘八の筆力全開です。
すばらしい。
炎の中の女性たち ★★★★☆
物語も全体の五分の一をこえ、
武田信玄が没し、徳川家康は一大飛躍の時期を迎えている。
朝倉氏・浅井氏は滅び、織田信長の覇業は
もはや疑うべくもない状況になっていく。

戦国時代というと歴史の本をみても男の名前しか出てこない。
しかし、戦国時代が戦場を駆け巡る男たちの時代であったと同時に

同じ業火の中を生きた女たちの時代であったということを
決して忘れてはならないと思う。

この巻においても著者はそれをしっかりと書き込んでゆく。
家康の正室築山御前と側室お愛の方、お万の方、
夫と別れ、城を出る浅井長政の妻お市の方、
奥平貞昌の「妻」として刑死するおふう、
無念の最後を遂げる徳姫の付き人小侍従

夫と共に死ぬ事を選ぶ大賀弥四郎の妻お松。

単に戦国時代を「男の戦い」だけで書かないところに
この小説の深さが生まれていると思う。