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徳川家康(8) 心火の巻 (山岡荘八歴史文庫)

価格: ¥799
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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家康41歳 ★★★☆☆
本能寺の変、山崎の戦いのあたりです。
この「徳川家康」の場合、光秀と信長の感情的確執が本能寺の変の遠因、という立場です。光秀=神経質な小人、という構図です。本能寺で信長に殉じる濃姫がこの巻のいちばん見所でしょうか。歴史的には激動編ですが、「徳川家康」的には結構あっさり進みます。
心の炎 ★★★★☆
8巻のタイトルである「心火」とはなんだろう。

本能寺の変、家康の伊賀越え、明智光秀の山崎の戦いでの敗戦を
描く本巻にもさまざまな男たちの思惑が去来する。

しかし
信長は戦国終焉に向けて心に炎を燃やしていなかったか?
自分なりの信念にしたがって信長を討った光秀はどうだったか?
己の人生のターニングポイントと見切って全力を傾けた秀吉は?

命からがら三河に逃げ帰り、秀吉のパワーゲームを静観した家康は?

みなが心に炎を燃やしていたとしたら、
非業の死を遂げた信長・光秀と権力を手にした秀吉・家康の間には
いったいどんな差があったというのか。

そこにきっと何も差はなかったのだろう。
人々の生死を繰り返し見ていくと、そこにどうしても

人間の意志を超える巨大な意志が存在することへ
思いをいたらせざるを得ない。