面白くない
知っている人の話でもないので　大きな声では言えませんが
ちょっと…
総司氏の言動？　に感じられない物語でした
…とは言っても
最後まで　それなりにエンジョイして読みました
文庫版で　お手軽に入手できますから
その点からすれば　新撰組や幕末・明治維新関連を読みたい方は
私のように読めるのでは？！

沖田総司の視点で物語が淡々と進んでいきます。

沖田の一人称に最初は違和感を覚えましたが、読んでいくうちに慣れました。どの小説にも言えることかもしれませんが、代表的な歴史小説がある中で、それを意識しながら読んでしまうと、非常に違和感を感じる場合がなきにしもあらず、といった感じです。しかし、人それぞれの解釈あっての歴史小説でしょうから、これはこれで面白いです。少なくとも、私は面白いなと思いました。好みによりけりですね。

香取君主演の大河ドラマ新撰組が決定してから堅苦しくない物語をさがしていたのですが、コレはいいです。題名には沖田総司が入っているのですが近藤勇、土方歳三はもちろんのこと原田、永倉、山南などなど登場人物はその性格もわかるほどです。新撰組発足からピーク解体までさまざまな出来事（実在の）とともに描かれ歴史の勉強にも役に立ちました。

沖田さんＦＡＮにとっては少し酷（？？）かもしれませんが！！
沖田さんの人生がこくこくと描かれています。その中には、もちろん恋愛があり、苦悩があり・・・。
新撰組が好きならば、必見です！沖田さん主役なので、いろいろと楽しめるでしょう。

とても読みやすく、ぐいぐいのめり込まされました。
何冊か沖田総司の（史実に基づいた）小説を手にしましたが、この本を読んで以来、他の沖田総司物には興味がなくなってしまいました。それほど、ファンにはグッとくることでしょう。
読んでみても、損は無いと思います。純真で、優しくて、一途な沖田総司に、私は会えました。