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白水社中国語辞典

価格: ¥8,400
カテゴリ: 単行本
ブランド: 白水社
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豊富な例文が魅力 ★★★★★
例文の豊富さが最大の魅力です。新語が少ないとの向きもあろうかと思いますが、この辞典を使うレベルのユーザーであれば、新語は中国のインターネットで調べれば済むこと。紙媒体の辞書が新語に追いつくことは、しょせん不可能なのですから。初級者用ではありませんが、二冊目の中日辞典として最高です。
単行本翻訳にはお勧めです ★★★★☆
中日翻訳をしている仕事がら、講談社、小学館、大修館など各社の辞書を使っていますが、本書はいろんな要素が詰まっている点で、単行本の翻訳あるいは文学の翻訳には向いていると思います。新語が比較的多いのは小学館第二版ですが、この辞書は体裁はイマイチで見にくいというマイナス点はあるものの、ほかの辞書では出していない第三の意味をあげてくれていることがたいへんありがたい。中国人の書く文章はかならずしも標準通りではないうえに(日本人だって同じですが)、4字成語など自分の解釈かと思うほど、典型ではない意味として使っていることが多い。そういう文に出会ったとき、意味を幅広く収録してくれている本書は助かるのです。とくに「没得」(没的とも)の見出し語。他の辞書は「没的説」(言うほどのことはない)の一部としてしか説明されていないが、本書では見出し語を立てて「…するようなもの(こと)はない」と解釈し、「君が結婚するのに私には贈るようなものはない。対レンでも書いてあげよう」という、用法がよくわかり、なおかつ思わずほろっとさせられる例文がついている。本書は業務翻訳の人には向かないかもしれないが、さまざまな文章を訳す人には価値の高いものだと思います。
「使う辞書」として ★★★★☆
 この辞典を敢えて「実用」という点から見たとき、長所と短所は以下のようにまとめられると思います。

長所:

 該当する単語がどのような使い方をされるのかが一目で分かる。見出し字・見出し語に(古語を除き)品詞が明記されている(見出し字が単独で使えない場合には「付」と表記してある)のは勿論のこと、全てではありませんが、例文内で該当する単語がどのような機能を果たしているのか(主語なのか、目的語なのか、動詞であれば目的語を取っているかどうか)まで明記してあります。単語の意味だけでなく用法までを手っ取り早く知りたい時に、この機能の表記は非常に重宝します(私自身、中国語で文章を書く時にかなり助けられています)。英和辞典であれば今や当たり前ですが、中国語辞典としては画期的です。この点、いくら評価してもしすぎることはないでしょう。

短所:
(1)類義語の使い分けをまとめて解説していない。

(2)最近の辞書であれば普通載っているであろう単語が載っていない(これはこの辞書の編纂・出版の経緯によるものだと思います)。
(3)単語レベルでは、どの単語も並列に扱っており(重要語・重要義を強調していない)、やや見づらい。

 主観的な見方になりますが、使った感触は、所謂メジャーな辞書(小学館・講談社など)とはかなり異なると思います。この辞書を購入するかどうかは、ご自分のレベルや辞書に求める内容・機能などをよく考えた上で決めればよいと思います。私は「長所」に挙げた点が便利なので、中日辞典としてはこの辞書を機軸に据えています。

 評価ですが、「機能表記」と、よく言われる「読む辞典」としての価値を考え、星4つ付けたいと思います。

残念ながら ★★☆☆☆
私は中国語の翻訳を生業にしている者ですが、私の感覚では、この辞書は仕事で使うにはもうひとつ使いでが悪いと言わざるを得ません。翻訳の際に使ってみたところ、収録されている語彙数が物足りなくて、すぐに従来使っていた辞書に切り替えました。用例として掲げられている文章も、どうも高尚すぎるというか、凝りすぎのきらいがあり、すんなり頭に入らないものが多く、あまり感心しません。アカデミックな関心をお持ちの方には良いのかもしれませんが、私としては、初学者や翻訳者には決しておすすめしません。本文の文字が小さくて読みにくいのも難点です。索引ページが妙な場所にあるのも不可解です。既存の辞書との差別化を図りたかったのでしょうか?
全ての中国語と中国文化を愛する人へ ★★★★★
使い古された言い回しですが「読む辞典」として,通常用の「引く辞典」と併せて利用したい辞書です.故伊地智善継先生の数十年に亙る研究の資産と編集チームによって過不足なく加味された最新の中国語学の成果の結晶がこの一冊と言えます.語釈は単なる語義の解説だけにとどまらず,文化背景,中国人の心の模様に対する理解を深めてくれます.