結論として・・・
★★☆☆☆
論理力、論理的思考力をわかりやすく説明、かつ、身につける方法が書いてあるのかと思いきや、自分の昔の話や弁護士に関連した話に終始し、通常のビジネスでは応用できないものが非常に多いと感じた。
結局、論理力を身につけるためには、事前の「情報収集」が大事であり、日頃から論理的(合理的)にものを見ていくかが大事といった、ある種他の本にも書いてある事項でまとめられていた。
全体としては非常に物足りなさを感じざるを得ない。
「情熱大陸」にでていた弁護士の徹底的な合理主義
★★★★★
TBSにもでていた青色発光ダイオード訴訟を担当した弁護士による仕事のノウハウ。
のんべんだらりと「相場」の仕事をすることから「平均点以上」をめざすことで「創造性」が生まれる。一見、「理屈」をこねる退屈な作業に思われる仕事も、「平均点以上」をめざすことでクリエイティブな作業になるという主張にはうなずける。
平凡な日常も考え方を変えれば面白くなる。高杉晋作の「おもしろき こともなき世を おもしろく」に通じる。
最後の方に書かれていた、「仕事と酒」について「その仕事に酒が必要なのか。真剣に考えて合理的な理由があるのであれば飲みにいく。そうでないなら、時間とお金と体力の無駄になってしまう。」と合理的にいいきるところに痛快感があった。
読みやすく、かなり面白い。
よかった。
★★★★★
有能な弁護士の考え方が具体的に書かれた良書。野心というキーワードが爽快でいい。
プロになりなさい!
★☆☆☆☆
金儲けのプロと、真のプロは、違うだろう。100円で、古本屋で買い求めたが、
定価では、購入する価値を認めない。
この本は作者の自伝的な内容が中心です。
★☆☆☆☆
タイトルに惹かれて購入しました。
あの青色発光ダイオード裁判(404特許裁判)に携わっていた弁護士が書いているということも購入の動機になりました。
この裁判における中村氏側の弁護団の論理展開が描かれているのではないのかと期待もしておりました。
しかし、内容的には、20代前半の若者へ大金を稼ぐ野望を持てというメッセージと、自分がいかに日々論理的に物事を考えているかを書いている部分や(例えば、エレベーターに乗った際に、少しでも目的階に早く着くには、ドアを先に閉めたらよいか、行き先階ボタンを先に押したらよいか等)、自伝のように、自分の生い立ちから現在までの記述が多くを占めているように感じました。
タイトル通りの内容としては、交渉例として書かれている裁判事例(著者が、知り合いの女性から依頼を受けたという酔っ払った会社員男性から受けた行為への損害賠償)と、相手を説得するのではなく、納得させるのだという記述だと思いました。
千数百円で、プロの技術を知ろうとする自分の愚かさに気付かせてくれた本でした。