CRMを実際の売上拡大につなげるために店舗でどのような施策を講じるべきなのか、簡潔にかつ絵や図を用いてわかりやすく記述されています。
実際にエンドユーザー様と接する仕事に就かれている方には、自信で思いつかなかったアイデアのヒントを得られるかもしれません。

具体的なCRM施策に成功した企業事例などがあれば、より説得力が増していたと思われます。

第一章はノートにまとめながらわくわくして読んだ。
新規来店客の心理状態を考慮してどういうアプローチ
を組み立てていくかという発想が今更ながら新鮮に
思えて。
二章以降は網羅的に色々な施策が語られているが新鮮
さはなく流し読み。網羅的であるため内容が薄くなっ
てしまったのか、もう少し各施策がなぜ有効なのか、
一章でのテーマ出しに基づいて筆者の考え方を知りた
かった。例えば、なぜ掲載されているＰＯＰ例がよい
のか？そのキャッチコピーに行き着いた筆者の頭の
中身を知りたかったです。マーケティングってどう
やんの？と色々と考えてきた人には大体想像はつく
でしょうが、色々と考えてきた人にとっては今度は
二章以降の構成に新鮮味を感じることができない気
がする。

とはいえ、現場のマーケティングというものがどう
いうものか初心者としてイメージしたいという人に
とっては、を全体的にやさしく説明したという点で
よい本だと思いました。

店舗、店頭での顧客育成に特化して、上手くまとめられていて大変参考になりました。
インストアマーケティングにおけるコミュニケーション戦略など、
なかなか情報が少ない分野も、凝縮されて体系的にまとまっています。
小売店舗だけでなく、私はメーカーの営業としての視点でこの書籍を読みましたが、
今まで発想もしなかった角度からの内容も多く、非常に役に立つ内容でした。
メーカーの営業という立場からしても、
店頭での顧客育成に焦点を当てた提案をしなければ受け入れられないと多々感じました。

店舗に関する書籍では、売場づくりのものばかりが目に付きますが、
大変勉強になる一冊でした。

ＣＲＭというと、システムの話になりがちですが
この本は顧客作りに特化したものです。

どうやって見込客見つけ、個店のファンにしていくのか・・・

ファンになるもらうまでの各段階で、
必要な「ツール」そして「方法」について、
図版を使ったり、具体的な例をあげ、整理して書いてあり、
大変わかりやすかったです。

CRM関連の本の中で現場まで踏み込んで書かれた
本は珍しい。著者はこれまで店舗ビジネスのマー
ケティングを中心に活動されてきたとのことだけ
あって、概念だけに終わることなく、CRMという
考え方をどのように現場で活用していけばいいの
かが詳しく書かれているのがよかった。
図での解説が随所に入っているのもいい。
現場の店長さんが使える１冊のような気がしまし
た。