初めての源氏物語
★★★★★
初めて源氏物語を読みます。
漫画の あさきゆめみし で内容を知ってはいますが、
こうして文字だけで読むと更に世界観に浸れそうです。
装丁も綺麗ですし、文章もすごく、なんというか
普通の小説とは違った言葉遣いや言い回しがあり
とても勉強になります。
また振り仮名が多すぎないのも読みやすいですね。
(ありすぎるのも紙面がゴチャゴチャしていけませんから・・・。)
一度は世みたい與謝野晶子版
★★★★★
いつかは読みたいと思っていた與謝野晶子版が、新装販売となった。
歌人としても定評のある人の文章なので、楽しみ方はひとそれぞれ。
古典なので、好きな人は数種類を読み比べてみるのがよいと思われる。
揺るぎない定番
★★★★☆
旧版と比べると、文字が大きくなって読みやすい。
3分冊から5分冊になり、合計価格が割高になった。
のちに谷崎源氏・円地源氏・瀬戸内源氏などが登場したにもかかわらず、
与謝野源氏は版を重ね、さらには新装版が売り出されている。
他の訳が 「もう与謝野源氏は要らない」 と言い切る出来ではなかったからだろう
(円地源氏の品切れがそれを端的に示している)。
惜しむらくは和歌に訳が付いていないこと。
自身も歌人である与謝野は、和歌はそのまま味わって欲しいと思ったのだろうか。
星1つをマイナスにした理由はこれである。
追記(2008/08/30)、円地源氏が復刊した。