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反=日本語論 (ちくま学芸文庫)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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バイリンガル教育の実践記録 ★★★★★
著者が東大総長までになられようとは夢にまでも思わず、初めて拝読した書き下ろし著作で、朝日新聞の書評で知り、刊行当時に直ぐに買った。実に面白く読んだが、最初の単行本は手許にない。それを思い出すために買いなおしたが、当時のスリリングな議論は退色していない。蓮見さんのあの大きな体躯から、かくも繊細な言語分析力は想像しにくいが、健全なる身体に健全なる思考力という基本的な知性のあり方を明快に語り、宣言した家族本で、生きることの楽しさを教えてくれる。一読の価値あり。
おもしろい ★★★★★
いわゆるハスミ節(古くてすいません)は抑制気味で、判りやすいです。
でも、同時期のギンギラギン(古くてすいません)な蓮實著作と比べても、
大変重要な本。
評判が悪いので加筆。まず普遍文法から教育されたパスカルに逆らって、日仏の共存する言語環境に既に育ってしまう著者の息子、分娩の際に「ゴメンクダサイマセー」と美しい日本語で絶叫する著者の妻、広島で生まれ大打者となり、敵として広島市民球場で罵詈雑言を浴びせられる息子を目にして「日本語が分からない」と言い続ける在日の母、二者は一所をoccupyする能わずと呟く漱石、皇太后の睾丸、麻布のざぶは布袋のほて、ミシブチンや可哀想なゾケサ、ムッシュー・ルルーペラーニョ、オレはNOZ/SAKAだと呟く野坂昭如、、等々
登場人物(?)とその言語環境はシリアスかつ、とおっても魅力的。

重臣くんの幼少の姿が愛おしいです。
Chantalの若奥さんぶりも素敵です。
蓮實本は基本的にChantalさんに献辞が捧げられているものだけ読めばいいです。