男に読ませたい
★★★★★
正直言って、人に勧められなければ、絶対手には取らなかっただろう。けれども、読み始めれば、これは、女性読者にだけ読ませておくのはもったいない、ぜひとも男にも読んでもらいたい物語集であることを実感した。女性を主人公にし、男が泣ける、というのは、やはりこの著者ならではの手腕だろう。
ガンバルぞ!!
★★★★★
いろいろな女性のガンバる姿に励まされます。
私は特に失恋から立ち直ろうと仕事に打ち込むデパート店員女性のお話が大好きです。
何回読んでも泣いてしまう。気持ちに共感してしまいます。
でも
『人間ガンバればいいことあるんだな』
って素直に思わせてくれる本です。
さまざまな職業
★★★★☆
さまざまな職業の女性の短編集。みんな人それぞれ悩みは違うのだなと思いました。これを読んでいて自分の悩みはちっぽけな物と感じる人はきっと幸せな人です。この本を読んでまだまだがんばりましょう。仕事や恋の悩みを吹き飛ばしましょう。
女性と仕事
★★★★☆
さまざまな病気を抱えた女性を扱った短編集「シュガーレス・ラブ」も面白かったですが、本書もテーマが「仕事」ということで、さまざまな女性の仕事を扱った楽しい短編集でした。
ブラックユーモアあり、あったかいものあり、と内容は盛りだくさんですが、共通して言えることは、女性にとって「仕事」とは単なる生活していくための経済的理由だけでなく、精神的に充実するためのものでもあるということです。仕事に「夢」を求める気持ちも、男性より女性のほうが強いような気がします。(特に若い独身女性は)。
山本氏の文章は相変わらず読みやすく、オムニバスドラマを見ているかのように、すらすらと読めました。
働く女性の応援本
★★★★★
15の職種の女性をモチーフにしています。
働いていると「今の仕事はつまらないし向いていない、もっと自分にあった仕事があるはず。」と思いがちです。
この本を読むとそんなことに嘆いていないで、もう一度自分の置かれている状況を見直し、小さなことでも喜びを見いだす、それを積み重ねていけばいいのかなと思いました。
著者である山本さんのあとがきで、「つならない仕事で給料をもらって自分を食べさせているなら、誰かから扶養されている人より何倍も幸せ」というのがとても印象に残っています。
目線の高さが私と同じで、とても心地いい感じです。