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Emmerdale

価格: ¥999
カテゴリ: CD
ブランド: Polydor
Amazon.co.jpで確認
魅力的なデビュー作 ★★★★☆
 1994年2月18日にスウェーデンでリリース、日本では半年後の9月にリリースされたファースト・アルバム。もちろんトーレ・ヨハンソンのプロデュースになります。他のヨーロッパの国やアメリカ・カナダでは1997年までリリースされなかったそうなので、日本はクイーンやポリスやチープ・トリックなどと並んで「先物買い」した国ということになります。彼等の日本贔屓も当然のことかもしれませんね。
 久しぶりにざっと聴いてみましたが、非常にレトロな感覚で作られたソフト&メロウな音楽だと思います。かつては「スウェーデン産=爽やか」という括り方をされていましたが、今聴くとそうでもない印象です。ヴォーカルのニーナは声量が乏しいですが、それを欠点と感じさせない倦怠感あふれる歌い方で、バンドの看板として成功しています。バンドはあくまでも歌の支えに徹し、楽器はどれも特別なエフェクトをかけず自然に演奏されています。フルート・クラリネット・リコーダー・バスーンなどを室内楽的に取り込んでいるのはメタルと同時にクラシックも聴くらしいピーターの感覚が発揮されているのかもしれません。また日本盤の解説者はオルガンやヴァイヴ、ドラムのブラシにジャズの影響を感じていますが、僕はむしろラウンジ〜モンド系の影響を感じます。いずれにしても、メンバーの豊富な音楽的素養と好奇心を感じる内容です。一方、楽器のオトのトップのメロディをフルートなどがなぞるというような安易なアレンジが鼻につきますし、歌がコンパクトで同じ短いメロディの繰り返しが耳につく、などといった部分もあります。
 その後のバンドの成長を思うと、ここで聴ける音は明らかに未熟です。しかしその未熟さが何故か、ほほえましく、また郷愁を喚起するようにも感じるのです。感傷的な厭世感や飄飄とした能天気さなどが若者らしく、当時より音楽的な未熟さを補って余りあるその初々しさに強く惹かれました。今でも魅力的なデビュー作と思ってます。
秋ですね ★★★★★
94年のカーディガンズのデビュー作。
このアルバムがあったからこそ、スウェディッシュ・ポップが盛り上がっていったきっかけとなったし、またトーレ・ヨハンセンというプロデューサーを世に知らしめたという意味でも重要な1枚。

そんないろいろの始まりだったといえるアルバムではあるが、ここに描かれている風景は、ジャケットの犬に象徴されるように、ごくごく日常的で、この後の彼らのアルバムに比べても、最もリラックスした空気が漂っている。

個人的には、秋になると必ず聴きたくなるアルバムです。夕暮れ時に、急にひんやりした風が頬を伝い、木々が作るくっくりとした影などを見ると、思わず寂しさでいっぱいになってしまう。そんな感傷的な気分を起こさせるような儚い美しさを兼ね備えたアルバムだと思う。
それには、トーレ独特の木のぬくもりが伝わってくるような楽器の使い方に加えて、ボーカル・ニーナのちょっと鼻にかかったようなくすぐったさを伴った可憐な歌声が、一層効果を上げている。
また曲も全体的に、メランコリックな曲調が多く、スウェディッシュポップ特有の切なさ溢れるネオアコとなっている。

夏から秋へと移り変わっていく今、こうやって窓を開けて流していると、ほんとに外の虫の声とかとぴったりと寄り添っている気がする。そんな音と空気に、昔あったことなんかをふと思い出してしまいそうで、かけるのにある種の勇気がいる1枚だと思う。1stならではのミラクルが、起こっている盤なんだなと改めて実感しました。
ジャズっぽいです ★★★★☆
ジャケットの5人の若さ、というか初々しくちょっと野暮ったい感じ、そのままの音楽だと思います。
技量はまだまだ未熟と思われるのですが、曲の持つ魅力はその後のアルバムにも引けを取りません。
「ブラック・レター・デイ」「イン・ジ・アフタヌーン」「アフター・オール」「セリア」「シームズ・ハード」…。
殆どがちょっと切ない歌詞とメロディーで、独り寂しくホロリと涙を流すような雰囲気です。
といってもそれらは悲壮感漂う曲でもなければ、コテコテのバラードでもありません。
今にも消えそうな声と渋みのある音が絡み合って、独特の雰囲気になっています。
「オーヴァー・ザ・ウォーター」「ライズ&シャイン」はささやかに明るくしてくれます。
マグナスの歌詞とピーターの音楽、ニーナの声が絶妙なコンビネーションです。
特にこのアルバムの特徴は、ジャズの要素がふんだんに取り入れられているところで、そのリズムやメロディの小気味よさが他のアルバムと比べてもこのアルバムの大きな魅力です。ビブラフォンやドラムに心の琴線がくすぐられます。一度聴いたら気になってしまう存在です。
スウェーデン関係やこの後のアルバム「Life」を先に聞いて興味を持った方にも良いかも知れないですね。
萌えボイスの最高峰 ★★★★★
カーディガンズといえば、「カーニヴァル」の入っている
セカンドアルバム『ライフ』を思い浮かべる人が多いと思い
ますが、僕は、このファースト大好きです。

ピュアで、初々しくて、まだ無名な頃のトーレ・ヨハンセン
プロデュースもバツグンに効いてます。

捨て曲がほとんどありません。

ニーナの歌声に「キュン・キュン」きます。

いい仕事してます! ★★★★★
可愛いけどどっかアンニュイな雰囲気が独特なスウェーディッシュポップの代表的バンドのファースト。
デビュー当時からセカンドやサードに負けないくらいの、かなり高いグレードの作品を作ってます。
全体を通してどっか暗いのだが、聞いていたら何か元気になれる不思議なポップス。

あと度々、このバンドはハードロック系のバンドの曲をカヴァーするのだが、
完璧に自分達のものにしている。だからオリジナルには程遠いが、センスの高さがより際立っている。名盤です!