あなたはどのママ?
★★★★☆
子どもの勉強において、母親のタイプを3つに分け、それぞれのタイプと陥りやすい悩みやその対処法について書かれた本です。試行錯誤ママ、イケイケ・ママ、トラウマ・ママを更に細かく分けています。そこに著者の体験したエピソードを加えて、注意や分析等のアドバイスがあり、大変読みやすい構成になっています。
さて、私はどのタイプだろう?と思って読み始めると、ある部分は試行錯誤ママであり、ある部分はトラウマ・ママであったりと、自己分析が難しいことに気付きます。目安になるチェック項目がないと、読み進めていく上で正確なアドバイスが選べないと思い、あえて星を一つ減らしました。
読み終えて私の心に残ったのは、著者の具体的なエピソードです。どのタイプであっても、子どもの心を第一に考えて母親にアドバイスをしていたことです。受験の主役は子どもで、決して母親ではないことに改めて気付かされます。具体的な勉強の進め方や子どもとの接し方が豊富に書かれている点も魅力です。
しかし、一番印象的だったのは、著者と母親の相性があわず、子どもを預かれなくなったいきさつが書いてある場面です。「つらい教訓」という言葉に、私はわが身のあり方を思わず振り返らずにはおれませんでした。子どもの勉強で行き詰まりを感じた時、母親のような著者のアドバイスに癒されると思います。
とても参考になります。
★★★★★
息子が小学3年生で今のところ公文とそろばん塾、進研ゼミをさせています。
この本を読んでいてとても参考になりました。具体的な失敗例や子供に無理をさせて
何もかもダメにしてしまうママのことも書かれているのですが、よく心理分析が
出来ていると感心しました。納得してしまいましたし、学校の現状についても理解が
深まりました。中学受験を諦めるべき場合についてもよく理解できました。
例え、難関私立中学に合格してもその後上手くいくかどうか不安でした。
主体的に息子が勉強に取り組み楽しめるためにもこの本を深く理解し自発的に学習に
向かうよう環境と意識を大幅に変えなければいけないと痛切に感じました。
本にも書かれていますが、
学校の先生は十分なことをしてくれませんし致し方のないことだと諦めもつきました。
気分を切り替えて今私が出来ることをやっていきたいと思いました。
元気が出る本
★★★★★
本を読みながら、苦笑したり、フンフンと納得したり、胸がジンとしたりの連続でした。
そして、読了したころには、A子ちゃんママのここを真似てみようとか
Cちゃんのここが似ているからここを気をつけようとか。自然と考えたりして。
この本は著者の応援してくれる声が伝わってくる本です。
元気がでました。
愛情と本音いっぱいの成功へのドキュメントです。
★★★★★
漢字まるごと音読帳で我が家の子たちは漢字大好きになりました。
そのこともあってこの本が出てすぐに購入しました。
この著者がカリスマカウンセラーというのは知る人ぞ知るなのだと思いますが、この本を読んでいると、そんな偉そうな肩書きを著者は好まないかもしれないと思います。
なんでもいい、子どもがよくなればいいんだ。
母たちが子育てを楽しいものだと感じてくれればいいんだ。
そんな思いが伝わってきます。
とにかく、母親の心に寄り添ってくれる著者が必死になった経験や苦しんだ経験を語っている本音の本だと思います。
具体的なノウハウもいたるところにちりばめられています。
特にA子ちゃんのケースはまっすぐな性格の女の子と頑張り屋のママの組み合わせからおきる弊害とその頑張り屋のママのすばらしいノウハウを紹介しています。
そして、女の子のスランプがどうしておきて、どうやって乗り越えたか。母親と著者のスクラムの取り方、心を寄り添わせてひとりの子どもを思うその姿を記録しています。
また、B君のケースは母親と男の子という組み合わせ。
読みながら、うなずいたり、反省したり、参考にしたりです。
最後に著者の失敗談などがありますが、著者が母であることが伝わってきます。
お薦めの一冊だと思います。
具体的な例がうれしい。これから先が垣間見えるのがうれしい!
★★★★★
妻が著者の「お母さんもっと教えて」を愛読していた。
また、子どもとは「漢字まるごと音読帳」に挑戦して、漢字をかなり
おぼえることができ、現在は理科に挑戦中です。
さて、妻の買ってきたこの本を父親ながらちらりとのぞいてみた。
試行錯誤ママ、支配型ママ、不安型ママ、我が家のママはずばり不安型ママである。
特に最初の子どもなので、何一つ分からないことがあり不安はたくさんあった。
この本には、自分が落ち込みそうな危険地帯がきちんと示してあった参考になるだろう。
この本を読んだ妻いわく、
「どんなママもやっぱり悩んでいるんだというのを知り、ちょっとリセットしてもらった
気持ち」なんだとか。わかってもらえるとか、同志がいると思えることは男でも大切だ。
今の親は公立への進学には不安が大きいと思う。
特に母親は育児には大きな負担がかかっているのではないだろうか。
でも、この本にもあるように、親が追い込まれてはよくない。
あくまでも学ぶのは子供なのだから。
そのための工夫、情報は妻にもどんどん吸収してほしいし、わたしもそのための
協力はしていきたいと思う。
そういう意味での具体的な対策、工夫も書かれてるので参考になると思う。