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続・危ない薬 (DATAHOUSE BOOK)

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: データハウス
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「続」いていない ★☆☆☆☆
本書のタイトルは「続・危ない薬」で、これは青山正明さんの名著「危ない薬」に続く本との意味を込めたと思われます。読者も続編的なものを期待してしまうのですが、期待はずれでした。
「危ない薬」の冒頭では、「いわゆる研究書」「政治・経済との絡みを追跡したルポタージュ」「ドラッグ体験手配」の3つをミックスする、とされていました。しかし本書では「体験手配」的な記載は殆どなく、「いわゆる研究書」的要素に重点が置かれている趣があります。

また、文章として意味不明な箇所(文法的な破綻)や、なぜそういう記載をしているのか不明な箇所が数多くあり、青山さんの文章のような読みやすさもありません。例えば「ケタミン」の項で、なぜか「ここで」といきなりPCBについて延々と論じ始めたり、さらにPCBの項目でいつの間にか再びケタミンについて論じていたりしています。

さらに、「危ない薬」では欄外の読み物が充実していましたが、本書では読むに耐えない駄文ばかりです。

全体にわたり青山さんのノリを維持しようという試みは読み取れるのですが、どうも口の悪い自意識過剰なブログっぽくなってしまっています。なので、全く別の本と考えるべきではないかと思われます。