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旅するカメラ〈3〉 (エイ文庫)

価格: ¥714
カテゴリ: 文庫
ブランド: エイ出版社
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作者はやはりカメラマンなんだと思う。 ★★★☆☆
というのは、写真、撮影、そしてカメラに関する文章はとても明快なのに、日常、旅、人々とのつながり等に関する所になると、何度か読み返してもよく意味が明瞭に伝わってこないことがありました。
写真って、その名称とは裏腹に真実をありのままに写しているわけではなく、被写体に枠を作り、枠の外を排除し、背景をぼかし、被写体をまとめます。現実のようでいて現実ではない。鑑賞者に物語を作らせ、想像させるのも写真ではないでしょう。作者は文章にもそのまま写真の技法を持ち込んだように感じました。それゆえに、説明しようとすればもっと長くなる文章も、読者に想像させる余地を与えるためか短くまとめられているように感じます。

写真家やカメラマンの世界を軽くのぞいてみたいと思う人には、ピッタリのエッセイでしょうね。

なお、私は旅するカメラ〈1〉〈2〉を読んでいません。読んでいる方と比べると、感じ方が違うこともあるでしょう。
写真 ★★★★★
この本の中にある「記念写真」というエッセイが、たまらなく好きです。
わずか3ページなのに、読み終えた後、涙がとまりませんでした。
写真って、こういうものなんだ。
つくづくそう思わせてくれました。

そのほかの写真も文章も、とても素晴らしいです。何度も読み返しました。
本当に写真が好きなんだなぁという事が伝わってきます ★★★★★
旅するカメラの1から3冊すべて読んでいますが、本当に写真が、カメラが好きなんだという事がひしひしと伝わってきます。
内容も語り口も、気取らずに、かといって変にへりくだる訳でもなく、とても自然体な感じがして読んでいて豊かな気持ちになれます。
載っている写真も、渡部さとる氏の人柄がにじみ出ているようで、非常に魅力的。自分もこういう写真を撮れるようになりたいと思わせる写真ばかりです。
氏の写真集「traverse」も購入しましたが、見ていて飽きることはありません、こちらもオススメです。
今回もカメ虫(=カメラ好き)炸裂! ★★★★★
本当にカメラという機械、そして写真を撮る行為に対する愛と敬意が溢れるエッセイがぎゅっと詰まっている。
フィルムカメラよりデジタルカメラを使う人口の方が年々増えていっているのだろうとは漠然と考えていたが、まさか2005年度のフィルム使用量を仮に「100」とすると06年には70%減の「30」に、07年にはさらに70%減の「9」と、わずか2年で使用量が1割弱になっている事実に驚いた。
掲載されている、なんとも温かみのある作品にも目が釘付け。
できれば同時期に発売された写真集『traverse』と一緒に購入されて、写真を見ながら読むことをお勧めします。