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殺人百科

価格: ¥1,733
カテゴリ: 単行本
ブランド: 彌生書房
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「殺人」を研究することは ★★★★★
 コリン・ウィルソンと聞くと『アウトサイダー』よりも、ああ殺人に関することばかり書いている人だと思う人も多いだろう。
 そのウィルソンの殺人「研究」の初期のものが本書であるが、収められているものは、1960年代以前のものである。
 けれども、本書は、ウィルソンの著作を読むうえで重要な位置にあるように思う。『連続殺人の心理』(河出文庫)において、本書がどのような役割を持っているのかが書かれてある。              
 つまり、ウィルソンらが本書を編纂していると、性犯罪というものが、予想したよりも人類の歴史と同じ古い歴史を持つものではなく、ごく現代になってからの現象である、という。
 また序文の「殺人の研究」は、ウィルソンが殺人を研究することは、われわれが、われわれ自身を知るために必要であるということを述べている。
いつの日にか ★★★★★
コリン・ウイルソンは処女作の「アウトサイダー」が最大の傑作として知られ、確かに最近の著作は切れ味が鈍っている気もするが、本書における洞察は剋目すべきものがある。

この原著が記述されたのはすでに数十年以上も前である。その本書中に於いてウイルソンは性犯罪・少年犯罪の問題化を予言し的中させているのだ。

また、ウイルソンは少年犯罪の厳罰化を無意味なものと捉えている。しかるに我国ではウイルソンの予言を的中させたという実績を汲む事はなかった。しかして予言を無意味になぞるために不毛な実験が行われることとなる。

時代を振り返ってなら人は何とでもいうことができる。教育が悪い、核家族化が悪い、社会が、マスコミが、政治が、人権思想が等様々な言説が飛び交うがすべて後付の理屈をこねる凡百のものであり、ウイルソンのように鋭い洞察をすることもない。

しかしウイルソンは処方箋は示せなかった。私達はウイルソンを超える必要があり、ためにこの本を読む価値がある。

面白いのですが… ★★★★☆
内容は、外国の殺人事件を一つ一つ並べてあり、背景・方法・心理などが書かれてあり、大変面白いのですが、訳者の独断で「日本人に興味ありそうな話」だけにしたそうです。
そのせいで本当は300以上の事件が収録されていたのですが、かなり省かれてます。
完全に訳してくれればいいのに…後、誤訳も多いです。

そこだけが非常に不満です。