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古都 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 松竹ホームビデオ
Amazon.co.jpで確認
古都の女性は ★★★★☆
岩下志麻はいかにも性格がきつそうであまり好きではない。でも小津の遺作「秋刀魚の味」の嫁ぐ娘はよかった。「古都」では二役である。若いときの岩下は素敵だ。ところで京女は人当たりはいいが性格は「きつい」とよくいう。これはやはり「歴史」の産物だろう。大阪には出張でよく行ったが京都は通り過ぎるだけで一度も行ったことない。京都西陣の「ジョディ・フォスター」さん(そっくりさん)は「一度おこしやす。哲学の路を手をつないで散歩しましょ」と何度も誘われたが。「哲学の路」とは何だろ?西田哲学かな?お医者さんのお嬢様でセクシーなことも優しい京言葉でおっしゃるのでどぎまぎした。「古都」に思い切って行けばよかった。「古都」は山口百恵でリメイクされているがなんか「京都」と百恵ちゃんは違和感ある。着物が似合わない。やはり真野あずさ先生(東京女子医大)でしようね。白衣も着物も似合う。
見事な映像、美しい岩下志麻 ★★★★☆
ストーリー的には、え、これで終わりなのかな?という結末ですが、とにかく美しい映画です。 まだ高度成長期以前の京都の雰囲気が、映画全盛期を支えた松竹(それもおそらく京都)のスタッフの手によって丁寧にフィルムに刻印されています。 美しさの盛りの岩下志麻が一人二役ー商家の深窓の令嬢と労働者階級の娘ーを的確に演じ分けているのも素晴らしいと思います。 また、生真面目で働き者の職人を演じていた長門弘之もいい味を出していると思います。

岩下志麻さんは、映画全盛期にやや遅れてきた世代であるため、代表作ーとしてあげられる有名な作品があまりない女優さんだと思います。 後に“極妻”で世間をあっと言わせた演技力と、あの美貌を考えると、かえすがえすも惜しい話です。 実はこの作品のことは、このアマゾンのサイトで発見するまでまったく知りませんでした。 彼女のこのような埋もれた名作がこれからもどんどんDVD化されることを切に希望します。 ところで、二人のヒロインが祇園祭ではじめて出会うシーンで、二人が一つの画面の中で互いを見詰め合っているショットがありますが、あれはやはり合成なのでしょうか? どうみても本物に見えるのですがー。 すごいショットだと思います。
なぜこれは輸出用のDVDが作られていないのでしょう? ★★★★★
これは素晴らしい映画です。今まで知らなかったのが残念なくらいです。この作品は変貌する前の京都(新幹線ができる直前の昭和37-38年)と初期の岩下志麻という二つの偶然がもたらした僥倖としか言いようがありません。京都の町の瓦屋根を上から移した最初のシーンから観客の眼を釘付けにしてしまいます。この統一性と秩序はもうこの世には存在しません。そして京都のシーンがこれでもかというくらいに描写されていきます。それと対比される形で浮かび上がるのが北山の森のシーンです。ここでは京都の背後の自然が見事な陰影の下で描かれます。岩下志麻の一人二役もお化粧を含めて見事な演技力でこの双子の生い立ちの違いがもたらしたパーソナリティの違いを演じています。そして最後に武満の音楽です。この音楽は現代音楽でありながら、部外者にはうかがい知れない京都の闇を強調するようにドラマのサスペンスを盛り上げていきます。ストーリーは春から夏、秋、そして最後の冬へと、京都の四季風物を紹介しながら、物語の展開と見事に対を成しています。雪が積もった朝の最後の別れのシーンは時が生み出した埋めることのできない隔たりを強調する形で締めくくられています。滅びへの無意識の予感こそ、この作品を生み出した原動力だったのでしょう。
古きよき京都の風景と繊細な日本人の心を描く ★★★★★
原作を読んだあと、ぜひとも映像が観たいと思い、購入。
全体的には原作に忠実なシナリオで、原作を読みながら心の中で描いた像と大きく食い違うことは無かった。
地味ではあるが、京都の風景の美しさ、登場人物の心の細やかさ、など、日本人に生まれてよかったとしみじみと感じることの出来る作品に仕上がっている。
風景のカット割りはテンポがよく、1960年代当時のモダンな映像表現を感じさせる。
武満徹の音楽も千重子の孤独と不安を象徴するとともに古き伝統が古臭いだけのものではなく新しい風も取り込んでいくものであることの象徴にもなっている。
岩下志麻さんの凛とした美しさも特筆に価する。
ともかく、期待を裏切られることのない佳作である。
良質な邦画をもっと観よう ★★★★★
京都旅行の前に見直しました。こくのある味わいを持った作品です。
千恵子は呉服屋の広告塔であるお嬢さま。己の宿命をわきまえ、伴侶の選択も流れに逆らわない。
苗子は北山杉の里の奉公人だが、凛とした美しさを湛える。
突然、自分の知りえない世界を見せつけられ、互いの領分に踏み入れば、
いずれ不幸になるのは目に見えている。せつなさに涙があふれました。
志麻さんの京ことばが、心地よく耳に響きます。

商家の様子もしっかり描けています。
尼寺にこもって友禅の下絵を描く父親は、じつはお茶屋遊びも好き。
京の旦那はん事情、芸者とのやり取りに、吹き出しちゃうような場面もあります。
着物と西陣織の帯の組み合わせがもう、素ン晴らし〜〜〜い!
雪景色の町屋のシーンに感動がひた寄せます。