パンクとメタルの先入観を打ち壊したアヴェンジド・セヴンフォールドは、このメジャー・レーベルからのデビュー作『City of Evil』において、大胆で新しい道を赤々と照らし出している。メロディのいいパンク、冒険精神に富む熾烈なメタルで、このバンドのドラマチックな演出と闇がパワフルなヴォーカルのパンチからぶ厚く重なる音へ、そしてラウドで速い部分から壮大な部分まで、自在に動き回る。パンテラ、メタリカ、アイアン・メイデン、バッド・レリジョン、ミスフィッツ、ガンズ・アンド・ローゼズ、プログ・メタルにエクリペリメンタル・ロックまであらゆるものに影響されたアヴェンジド・セヴンフォールドは、『City of Evil』で彼ら自身の音の意趣返しを模索している。