この著作は、安田神父のカトリック司祭としての人生を賭けた、全能の神への応答であり、そしてまた、教会権威者たちの奇跡への疑いの中で必死に書かれた正統的神学からの解説でもあり、さらに奇跡の当事者である秋田の小さな修道会のシスターたちへの、深い共感と思いやりに満ちた日々の記録でもあります。共著である英語版には、80年代から90年代初頭の聖体奉仕会での巡礼者の記録写真が掲載されています。