感動の作品!
★★★★★
この名作はパール・バック自身の一人娘キャロルが知能の発達が進まない子供とし
て生まれため、特別の施設に預けなければならなくなった経過を、涙ぐましく綴っ
た作品です。彼女がかの不朽の名作「大地」を書き始めた動機は、実は(70歳
まで生きた)この愛しい子のために必要な養育費を稼ぐためだったのです。この
感動の作品は、同じ様な(知恵遅れの)子供を抱え悩んでいたケネディー大統領
の母ローズやドゴール大統領の奥さんなど大変多くの母親や父親たちに、大きな
勇気づけを与えたそうです。逆に、この精神障害児キャロルのおかげで、彼女は
(中国大陸に住む)いっかいの平凡な主婦から、(生涯80以上の作品を世に送
り出す)ノーベル賞作家、社会福祉活動家に変身する(生まれ変わる)ことがで
きたのです。「母よ嘆くなかれ」をぜひお勧めします。