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ツァラトストラかく語りき 上巻 (新潮文庫 ニ 1-1)

価格: ¥578
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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感動 ★★★★★
格調高い訳と内容の深さで感動しました。難しい漢字は現代に直して、あとは今のままでいいと思います。私はわからない漢字はそれなりに創造性を発揮できて悪くはないと思いますが、永遠にこの本が読まれるには多少古すぎる漢字は直すべきですが、この本の良さを失わせるものではありません。1ページづつ考えながら読むのに最適です。ニーチェの頭の中の一部、考えを辿っていけるのは幸せです。ニーチェがいっていることはあまりに真実すぎて今も新鮮です。巡り会えて良かった本です。
神は死んだ、超人、永劫回帰 ★★☆☆☆
 フルタイトルは「ツァラトストラかく語りき、誰でも読めるが誰にも理解できない書物」
 その名の示す通り完全に理解するのは不可能に近い、というよりも本文中で使われている漢字が難しすぎて(辞書で調べても載っていないものも多々ある)読むのすら困難な本。
 個人的に面白かった箇所(というよりは理解できた箇所?)は「神は死んだ!」というきわめて有名な言葉で語られるキリスト教的道徳批判、人を超えた存在「超人思想」、絶対的な評価基準など存在しないため、全ての行為は徒労に終わるという「永劫回帰思想」ぐらいだ。後は難しすぎてよく分からなかった。
 著者ニーチェは明らかに「読者に思想を分かってもらおう」という考えでこの本を書いてはいないだろう。自分の語りやすい言葉で自由につづられている気がした。この世でもっとも難解な書物かもしれない・・・
学生の頃一度は読んだ覚えの有る本 ★★★★☆
学生の頃一度は読んだ覚えの有る本で一般的にはニーチェのこれよりも交響楽の同名の方が知っている人が多いのでは無いだろうか、壮大な交響詩という組み立ての盛り上がり部などツアラトストラが山から降りて来て民衆に呼びかけるのと重なり深い記憶と成る。
 機会があれば音楽の方も聞きながら是非読み返して見たいもので有る。
自己陶酔したい人はどうぞ ★☆☆☆☆
高校生~大学の頃、始めて本書を読んだ時はその難解さに参った覚え
がある。社会に出て年月を経て、最近本書を読み直した。
実に、くだらないと思う。アタリマエの事をただ回りくどく、難解に
表現しているだけに過ぎない。

ニーチェを絶賛する人、特に若い人というのは「俺は、ニーチェを読
んでいるのだ」というつまらない価値観に自己満足しているに過ぎな
い。

高尚な事を言ってるようなニーチェでさえ、最後は梅毒が脳に回って
死んでいるわけであり、所詮は俗人なのだ。

ニーチェの最高傑作 ★★★★★
ニーチェの代表的著作にして最高傑作であり、後世の価値観に計り知れない影響を与えた作品です。
 主人公ツァラトストラはニーチェの思想を代弁する傀儡としての役割を果たしていますが、その思想の核は、形骸化したキリスト教の否定、外部からの強制ではない個人的価値観の重視、超人思想、永劫回帰思想などに象徴されます。
 この本は一度読んだら忘れられない金言の宝庫です。詩的な比喩が多用され、どのように解釈するかは読み手の考え方しだいです。
 竹山氏の訳は古風な表現のため格調高く重厚ですが、悪く言えば難解です。読みやすさを求めるなら岩波の訳、格調高さを求めるなら新潮の訳をお薦めします。

 以下、とくに心に残った部分を挙げてみます。
・人間にとって猿とは何であるか? 嘲笑のみ、あるいは惨ましき汚辱のみ。超人にとって人間はまたこれに等しきものであろう。嘲笑のみ、あるいは惨ましき汚辱のみ。(中略)きけ、われなんじらに超人を教う! 超人は大地の意義である。
・人間は、獣と超人との間に張り渡された一條の綱である。--一つの深遠を超ゆる一條の綱である。渡りゆくも危うく、途上にあるも危うく、後(しりえ)を見るも危うく、戦慄するも、はた佇立するも危うい。
・おおよその者にあつて人生は失敗である。(中略)過剩なる人間の群れあまりに長く生き、あまりに長くその枝に懸かつている。ねがわくば暴風雨が來らんことを! そうして、かかる腐敗せる蝕(むしく)いの果を、すべて枝から揺さぶり落とさんことを!
・なんじが愛するかの枝濶(ひろ)き樹と同じくあれよ。樹は、靜かに耳傾けて、海の上に懸かつている。
・遁れよ、わが友、なんじの孤獨の中に!かなたへ、荒々しい強い大氣の吹くところへ。 遁れゆけよ! なんじの使命は蝿叩きとなることにあるのではない。
・なんじが出會しうる最惡の敵は、ただつねになんじ自身である。洞窟に、森林に、--なんじ自身がなんじを待ち伏せている。