大部の名作を一冊の漫画に凝縮
★★★★☆
小説の「カラマーゾフの兄弟」は大部だが、こちらは一巻完結でコンパクト。
時間のない人にはおすすめ。小説を読まないと意味がないと考える人もいるかも知れないが、
まあ、全く読まないよりは、うんといいですね。
内容ですが、やはり圧縮率が高い分、ストーリーが軽薄になっているような気がするし、特に女性陣の
心変わりの心理描写はちょっと分かりにくいなあと感じた。
しかし、漫画として十分の完成度になっていると思うし、十分満足した。
本書であらすじを確認してから小説の方を読むのも理解度を高める上で役に立つと思う。
三人兄弟はブーフーウー
★★☆☆☆
強欲で女たらしの地主フョードル・カラマーゾフの息子は3人兄弟、
長男ミーチャは遊び好きで女好きなの乱暴者である
次男イワンは頭脳明晰な無神論者、感情に動かされない男である。
三男アリョーシャは神に仕える純真無垢な青年、修道院暮らしである。
ある日、 父フョードルが殺害される。そして…
その事件をめぐる裁判をがはじまる。
て、この3人兄弟まるでブーフーウーのようである。
文学は模倣によって発展し,模倣によって陳腐化してゆくんだなあ
なかなか良くまとまっている
★★★★★
たしかに、原作を読んだ人には軽すぎることに物足りなさを感じることだろう(特にゾシマ長老の部分)、しかし単純に考えてカラマーゾフのような長編小説を一つの漫画として描いている分には十分よくまとまっていると思う。
ハッキリ言ってこのシリーズは名作の大まかな内容を読みやすくしているのが目的なんだから、そんな原作と比べるのは無理があるに決まっている。
私は原作の方は途中しか読んでいない身なのであまり偉そうなことは言えないが、こういった物があるのはとてもありがたいと思う。
感動した
★★★★☆
複雑なロシア文学、あえて理解したかったので簡単な漫画で読んでみました。しかし、内容は十分に伝わりました。兄弟愛と欲との葛藤。素晴らしい描き方だと思いました。ぜひ、小説で読みなおしてみたいです。
わかりやすい
★★★☆☆
複雑はロシア文学を撃破するのは難しいと思い、あえて簡単な漫画で読んでみましたが、十分伝わってくる内容でした。人は欲を出せばきりがないもの、大切なものはやはり愛。複雑な人物構成、兄弟愛や憎しみ、まずは簡単な漫画で理解してから、親しむのもいいかなと思いました。