ルイス・キャロルの絵の好みが購入の分かれ目
★★★★☆
テニエルの絵のアリスが大好きでこの本を見てみましたが、原本のキャロルの絵は残念ながら好みではありませんでした。特にアリスがろくろっ首のようになっている絵がどうしても受け入れられず、また手書きの文字もきれいには書いてあるのですが、茶色インクで手書きの文字が印刷されているので洋書慣れしている自分でもやはり読みにくさはあります。とは言え、これこそがキャロルの原作なのですからその点が気にならなければ買う価値は十分あると思います。カバーはとてもきれいな明るめのゴールドで大変ゴージャスな装丁となっています。
色々な意味で素晴らしいです!
★★★★★
アリス関連の物を探していて、偶然見つけて購入させていただきました。
余り期待していませんでしたが、装丁、製本、そして丁寧な作りに感心いたしました。
アリス好きの方なら持っていて損は無いものと思います。お勧めです!
ただ、ハードカバーで本自体は「新書版」位のサイズです。ちょっと読むには辛いかな?
なので読むため用には、別にペーパーバック等のほかの本で読むことをお勧めいたします。
あくまでもこの本は保管用かな?
それで十分価値があると思います。
「不思議の国の住人のありさま」を覗かせてもらえるよ・・・
★★★★★
映画「アリス イン ワンダーランド」も公開されたことだし、
今一度原作を読み直そうかな、と思っているところでこの本を知った。
この本は、作者が当時10歳のアリス嬢のために手書きで書いて製本して
クリスマスに贈ったという貴書(奇書)の復刻版と、訳本との2冊入りだ。
訳本には黒柳徹子による紹介の文、そしてラッセル・アッシュという作家の
かなり詳しい解説が載っていて、少女アリスの人生をもたどりつつ、
この原本がどのように世の中を渡ってきたかを知ることができる。
まだじっくりと原文に向き合ってはいないが、手書きの文字のあたたかさと
それが少女に向けて書かれてあるということで平易な文章に見受けられる。
復刻版の方には、ルイス・キャロル自身の描いた挿絵、訳本にはテニエルの挿絵が載っているのだが
さて、とにかく、作者自身による挿絵を見ることができるということでこの本はすごい。
アリスといえば、テニエルの挿絵が非常に有名で、あの独特のセンスはすごいと思っていたが、
テニエルはルイス・キャロルのこの絵を元にして描いていたわけか!と今になって知って驚いた。
アッシュの解説によれば、作者は絵が苦手だったそうな。
でも、アリスを喜ばせたいために一生懸命描いたのだそうな。
ともあれ、アッシュの解説の言葉を引用すれば、作者自らの挿絵ということで
「不思議の国の住人のありさまを、彼自身がどんな風に見ていたかを
正確に伝えているのです」
ということになる。
それを垣間見せてもらえる体験てかなり貴重だ。眼福眼福・・・。
アリスが実在の少女だったなんて!
★★★★★
「不思議の国のアリス」は誰でも知ってるけど、それがもともと実在の少女アリスにプレゼントされた手書きの本だったなんて、ちっとも知りませんでした!(みなさん知ってましたか?) この本はそのルイス・キャロルによる手書きの原本(大英図書館の秘蔵の一冊だそうです)と、日本語訳と解説を収録した別冊を箱に入れた2冊本となっています。
10歳当時の実物のアリスの写真なども多数収録されていますが、本当にびっくりするほど美少女です。
黒柳徹子さんの前書もgoodでした。
はじめてアリスを読みました
★★★☆☆
アリス系のものが大好きで、表紙とケース(?)に一目ぼれしてこの本を買いました。
実を言うと私は、今まで(この本を買うまで)アリスの本を一度も読んだことがありませんでした。
ディズニーのアリスもうろ覚えという感じで『不思議の国のアリス』を初めて読んだという感じです。
アリスを初めて読んだ私からすると、この本は挿絵とか文章の書き方が結構、衝撃的でした(笑)
最初に挿絵をみた時、おもわず本を閉じてしまいました。
(↑修正前の原作の絵のほうが私的には面白くて好きです)
でも、見ているうちに愛着感みたいなのが湧いてきました。
文章も書くというより描くみたいな部分があって面白く、気づいたら読み切ってました。
原作(英文)のほうは、和訳してあるほうと一緒に読むことをお勧めします。
小さい子(アリス)にでもわかるように書かれていたはずなのに、見覚えのない単語や文法がちらほらあります。
多分、これは英語は『英語』でも『イギリス英語』なんじゃないかと…もしくは、その当時の英語(旧語?)的なものがあるかと。