ピラティス（コントロロジー）の概念・必要性がとてもわかりやすく、かつ詳しく書かれています。原書は1978年出版と書かれていますが、現在でも全く古びていない内容で、ピラティスに関する多くの書籍の中でも一線を画していると思いました。
実際の動きは、初級・中級・上級と分かれて掲載されており、比較的複雑なものが多いですが、流れを重視したものまで、写真と共に数多く掲載されています。ただ、ピラティスのとても初歩的な動きの詳細や注意点を求めている方には、実際の動きは少し難しく感じるかもしれません。
私はインストラクターをしていますが、インストラクターの方には必読、ピラティスに強い関心を持っている方にもお勧めできる内容だと思います。（ただ、専門書的な側面が強いので、文章を読むのが好きではない方、単に体を動かしたい・痩せたいという方には不向きだと思います。）

渡辺満里奈さんのピラティス本、DVDで監修をしている川名昌代さんが翻訳しているということで、購入しました。

ひとつひとつの項目について非常に詳細な解説があり、呼吸や動きについてイラストや数多くの写真で説明されているので、トレーニングの参考書としてはとても有効なものだと思いました。

平凡なダイエット書でなく、本格的なスポーツ技術解説書として読むことのできる貴重1冊なだと思います。ピラティスエクササイズを習っている人には絶対おすすめです。