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幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

価格: ¥882
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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可能性、現人類はいかにして滅びるか ★★★★★
進化といえば肉体的発達や知能の発達だったり、
自然淘汰による覇権交代なんかが思いつくが、作者はもっととんでもない。
オーバーロードと呼ばれる空から現れた知的生命体たち。
真の姿も見せぬまま、彼らの知能と技術と言を発さぬ交渉によって
人間が行ってきたどんなものより効率的で平和な統治を始める。
その一方で、人類の進化は人類のものであり、干渉されるべきでないというものも地球には多くいるのだがー

中盤まで読み進めると彼らの判断はずいぶん愚かしいように思い返されるが、
終盤に来ると「人間としての私たち」はずいぶん過ちを犯してしまったようにも感じられる。
悪魔の囁きはいつも魅力的で、手をのばさずにいられないし、
伝承が語り継がれてきたことを考えると本当にこの方向は人類が望んだものだったのだろうか。
オーバーロードは自分たちの種族は迎え入れられることのない孤独さがあると考えているようだが
人類は本当に満足だっただろうか?
あまりの変異の激しさに、私にはかなり恐ろしく写る本で、人間側に肩入れしているせいか、
ラストではいかな素晴らしい未来へと幼年期を終えた者たちが去って行ったにしても
ついつい眉がハの字になってしまうのである。
「荒れる小学生」時代しばらく終わりそーもねー ★★★★★
オーバーロードには「その可能性」が無く
「うめずめ」の産婆役に過ぎなかった。
地球人類にはその可能性があったが、
発表当時でも現状でも「オカルト的能力」と
されているものが、その「萌芽状態」だった。
「夢物語」で終わるかもしれない。
クラークが既に故人だが、人類も
オーバーロードに相当する種族に
遭遇する前に滅びてしまえば、「連中」は
「他」を当たるだろう。宇宙的規模の
単なる「すれ違い」である。
達観到達点のひとつ。 ★★★★★
読み終わった後、好き嫌いがハッキリと分かれる作品だと思います。ただ、その衝撃度の大きさに関しては、多くの方が納得していただけるのではないでしょうか?。

人間は何故生まれ、何処へ行くのか。そんなことを考えたことがある人には、是非とも読んでいただきたい作品です。

また、翻訳も素晴らしかったと思います。原文を読み、訳者の中できちんと理解し、(アレンジした上で)文章として記述している。翻訳された小説に見られる、チグハグさを全く感じませんでした。

お勧めです!
世界の代表作 ★★★★★
今更ながら読んでみましたが、やはり噂に違わぬ名作でした。
「宇宙の大人」たちの深遠な考えは及びもつかず、それゆえに
人類は「幼年期」というわけですが、非常に奥が深いテーマです。
ある意味哲学的ですが、エンターテイメントとしても優秀で、
今読んでも古さを感じさせない、普遍的な面白さがあります。
全く難解なことはありませんから、味読の方は是非手にとって
みて下さい。
あれ? ガンダム? ★★★★★
今や当たり前となった、SF的な人類のネクストステージを創出した古典的名作です。
SFを楽しむなら、いの一番に読むべき作品ではないでしょうか?
一作で完結しているのも嬉しいですね。