本当に素晴らしいSF作品です。 強くお勧めできる作品です。
★★★★★
本当に素晴らしいSF作品です。 強くお勧めできる作品です。
<以下、ストーリーの部分的記載あり>
未知の円筒形宇宙船のラーマの謎にアプローチする人類を描いた
もですが、結局ほんのさわりしか解明できず、大きな謎を残したまま
去って行ってしまいます。
どこが、素晴らしいのでしょうか。
・圧倒的な謎を持ったラーマの強烈な、かつ静かな存在。
やはり、未知の世界の探査自体が、この作品の大きな魅力です。
・科学的な知識に基づいた、納得感のあるストーリー展開。
・遠未来の人類像、世界観というか太陽系観など、凡人の発想
を凌駕するイマジネーションの提示。
・次々とハラハラ・ワクワクさせる展開に自然とページを繰ってしまう
読書本来の醍醐味。 でも、その展開は決して安っぽくなく、
全頁裏切られることが無い。
ラーマ人についての解釈、最後の1行も続編への布石でしょうか、
非常に気になるところです。(続編は、まだ未読です)
シリーズものの第一巻なワケですが
★★★★☆
同じタイトルの4部作の第1巻ですが、人間ドラマに過剰にすり寄る事のないプロット、悲劇も喜劇もドライに語り、人類の知識で解けない謎は謎のまま、など全4部作中圧倒的にクラークらしさが出ているのがこの巻です。
クラークさんありがとう
★★★★★
クラーク亡くなりました。一番好きなのはこの作品。これぞセンスオブワンダー。シリンダー世界の力学を体感できます。技術志向で、人間味がなく、論文のように整然とし、無駄なくコンパクトなクラークスタイルの完成した姿だと思います。学生時代、理系の私は美しい作品だと思いました。2001年,2010年もいいです。クラーク博士、good jobsでした。
ビッグサイエンス
★★★★☆
ラーマは巨大な茶筒です
ぐるぐる回って人工の重力を作っています
ガンダムに出てくるスペースコロニーの元祖ですね
ラーマは太陽の物質を吸収して悠々と去って行きます
人類はラーマを作った宇宙人の科学力に畏怖するのみです
ひさびさのハードSFでした
非生物的生物?
★★★★★
太陽系に突然現れた円筒形の物体。
それを調べる探査船の飛行士達が体験した事は、想像を絶するものだ。
また、飛行士達の調査結果を、学者達があれこれと論議する様子も傑作だ。
この謎の物体「ラーマ」の全容に対する着想には驚かされる。
地球外生物という発想ではなく、自己創造、、、嗚呼、これ以上は書けない。
我々の常識では、想像しにくい「ラーマ」。
本書には続編も出版され、映画化もされたが、原点である本書は抜群に面白い。
ヒューゴー賞、ネビュラ賞の両賞受賞は、当然だろう。