編集顧問は木原研三(基本属性不明)。三省堂には辞書編纂でしょっちゅう出入りしてるみたい。この大部な辞典にしては,編集協力者がたったの5人。要するに,三省堂編修所が社運をかけて総力戦で当たったということだろうな・・・・。お疲れ様でした! たぶんそのせいだろうけど,辞書に寄せられた「まえがき」は長くなく,しかも三省堂編修書の文責で,たったの1ページ。誤植やら専門用語の訳語(定義)の再検討やら,訂正箇所は山のように出てくるでしょうけど,頑張ってつかぁさい。収録項目数は36万で,松田徳一郎(監修)『リーダーズ英和辞典』(研究社,初版1984年,5770円)の26万語を4割ちかく上回る。
とうとう買ってしまった・・・。語数だけで選ぶなら,これでしょう。しかし,従来の辞典を悪い意味で裏切っていて,解説も語法もなく,単語集の様相がある。学習辞典には絶対に不向きな内容と値段。一定水準以上の大学院生向きだろうな。さっそく指揮者で知られる「Karajan」の発音をこれで確認した。「キャラヤン」って発音するんだね。まぁ僕のようなアンポンタンには本棚のアクセサリーにしかならないんでしょうけど,欲しかったんだもん,いいじゃない・・・。(511字)