低予算でやれることを全部やっている感じが良いですね!
★★★★★
予算がない、自主製作で役者も自分たちでやるしかない。
そんな中で、脚本や演出で限界までリアルさを映像に宿らせようと努力しているのが分かります。
今の邦画に足りないものをこの映画は持っているような気がします。
例えば、怪獣出現に際して自衛隊が出動というニュースの描写の後、電車の中から河川敷を見る視点があるのですが、そこに自衛隊部隊が一面に展開している特撮(CG?)があります。
そういった細かい描写が本当に上手い。「きっとこういう絵は面白いしリアルだろう」という発想を具体化しているわけです。
今の邦画界だと「そんな観客に分かり難いシーンより、恋愛パートを入れた方がいいでしょ」とかなって実現しないであろうシーンがふんだんに取り入れられている。そんな映画なのです。
久しく見ていない、燃える怪獣映画が見たい方、こっちの方がどこぞの映画会社が観客に媚びて作ったものよりずっと面白いですよ!
これは力作だ
★★★★☆
YouTubeの予告編に圧倒されて購入。期待に違わぬ完成度で、非常に満足した。怪獣登場の際の光線技による破壊の凄まじさ・それに戦慄する自衛隊員・無能な司令部・邀撃する武骨なロボットの迫力。これは力作で、演者の方々の熱演のあまりの稚拙さやカメラ性能による画像の粗さなどは殆ど気にならない。私見では、監督の想念爆発でゲハラより優れているように感じた。一見の価値は十分にある。全ての特撮ファンは観るべき。
頑張ってますね!
★★★☆☆
全体的な仕上がりは自主制作映画とは思えぬほど頑張ってはいるものの、モンスタースーツを着た状態で直立してしまうと怪獣らしさが消え去ります。
あくまでも前かがみのままで居て欲しかった(笑)。
余談はさておき、充分面白い怪獣(怪人)物作品でした。
ただし演技はシロウト臭いし、アテレコも力み過ぎで「ちょっとどうかな?」と感じます。
画質に関してはカメラの性能限界なのでしょうけど、室内シーンになるとパッと見でもノイズが目立った映像になってしまいます。
また自主制作映画にありがちなバイオレンス描写(血がドバドバ)や、過剰なキャラクター演出もあってやや辟易しますが、それでも及第点です。
個人的には「ロボ」が動く際の効果音(ぱーぷー音)が最高に気に入っています。
ああ云う音のセンスは、当に”21世紀”のクリエイターの生み出せる技です。
Youtubeにアップされた動画で興味を持ち、買うべきかどうかかなり迷ったのですが、買って鑑賞して損したとは感じません。
むしろラストの引き方にロマンを感じて豊かな気持ちになれました。
万人にはお勧めできる商品では無いものの、キワもの好き、怪獣好き、そしてロボ好きの方ならば是非どうぞ!