フランス人の美術教師アランさんによる、とっても具体的な幸福の見つけ方の本です。
書かれた時代が戦時中で少し昔なはずなのに、現代人の自分も彼の幸福論にはハッとさせられます。（ベストセラーなわけだよー。）
幸せは自分の意志で作りだすものだというのが彼の主義。こう言葉で書いてしまうとあっさりしてしまいますが…。アランさんが自身の体験を交えて彼らしいユーモアや風刺を効かせて語るととても深い次元で話が腑に落ちる感覚がするから不思議です。
落ち込んだ時悩んだ時、いつでも読み返したくなる元気の素な素敵な本です！

『幸福論』と題された書物は沢山ありますが、私が本屋さんでふっと目に付いたのはアランのこの本でした。
「不幸になることはむずかしいことではない。むずかしいのは幸福になることである。だからと言って、幸福になろうと努力しない理由にはならぬ。その反対だ。」

幸福になる考えかた短編集。一日に一編（３－４ページ）ずつ読んでいけば、毎日幸せな気分になれる。ニヒルではないかもしれないけれども、大切なことはモノの見方であることを教えてくれる本。