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幸福論 (岩波文庫)

価格: ¥840
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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さらに人生を楽しむのならば読んでみたい1冊です ★★★★☆
本書はフランスで哲学教師をしていたアラン(本名エミール・シャルティエ)氏が綴った93の幸福についての哲学断章(プロポ)の訳です。
プロポとは紙葉1枚2ページに書かれた断章で、アラン氏がつくり出した文学形式で、書きたい日も、そうでない日もアランは毎日書き、2時間で一気に仕上げて、修正はしなかった。
と記されている通り、説によっては少々読みにくい部分があると感じますが、書きたくない日に書いたものかもしれません。読みにくい部分を含めても本の内容はとても素晴らしいと感じます。とても前向きに、なによりも現実的に、そして簡潔に書かれています。ヨーロッパの文化の根底にこのような思想があるならば見習いたいと感じた次第です。
翻訳本なので、少なからず表現に訳者の考えがまざることもあるかもしれませんが優れた訳者さんであることが最後の解説を読み感じられました。
最初から読み進めるのでなく、気になる説から読めるのも良いです。
気楽に読める幸福論 ★★★★☆
 幸福を「論じる」なんてあるが、そんな難しいもんでもない。原題は『幸福についてのプロポ』である。
 エミール・シャルティエは、1906〜1914年と1921〜1936年にアランのペンネームで新聞に哲学コラム(プロポ)を書いた。執筆の中断はフランス人の30人に1人が死亡したと言われる第1次世界大戦に従軍したためである。そこから幸福に関する題材を集めたのが本書である。
 エッセイのような物であるから、内容は体系立ててあるはずがなく、気軽に何度でも読める。アランが考える幸福は、次のようなものだろう。
 未来や過去に振り回されずに現在を生きること、身体を動かすこと、自分の仕事を支配して没頭すること、困難を乗り越えること、そして上機嫌で笑顔を他人と交換すること。最も大切なことは、自分を大切にして幸福になることを自ら誓い、幸福を作り出すこと。それによって周りも幸福になり互いに愛し合えるから。
幸せへの処方箋 ★★★★★
アランが切り開く幸せへの辿り着き方、考え方をいろんな状況を例にとって散文的に書かれた良書です。

一貫した考えの根底にあるのが“行動する”ということ。
悩んでいるなら一度やってみたら、やってみなきゃわからないという事を説いているような気がします。

大変わかりやすく書かれており大変為になりました。

ただ、実行に移すか否かは読者自身に委ねられています。
生活は作品になりうる ★★★★☆
 おそらく理想的な教師であっただろうアランが人々に贈った言葉の花束である。若いときに読み、それから数十年後の今読み返すと、初読の際とは違う感慨がこみあげる。アランは、誰でも日々の生活を各々の「作品」にできる、と言っているのだ。貧富、能力の有無などと異なる次元で、lifeはより美しくそれぞれに創造されうるし、自らを励まし続けることは可能である。希望の書。
心が軽くなる、ユーモア溢れる言葉 ★★★★★
哲学書というと抽象的で難解なものという先入観がありましたが、
アランにおいては全くそのようなことがありませんでした。すんなりと頭の中に入ってきました。
明快で一貫したアランの言葉には、苦悩や不安といった感情が、雲が晴れるようになくなる気がしました。

アランのユーモアにも励まされます。
例えば、「悲しみは心の問題でなく、身体の問題である。悲しみは、赤血球の数の問題なのだとわかれば、話は早い」。「本当の友達が少ない」というより、「赤血球の数が少ない」というほうがよくないだろうか?」
「病気のまねごとでなく、健康のまねごとをする」
というように、心や感情ではなく、身体の問題に転化させていく話は可笑しくもあり、本当にしんどくなったときにはためになるのではないでしょうか。

これからも苦難に陥った(と錯覚したとき?)、何度も読み返してみたい本です。
哲学 ★★★☆☆
まだ数ページしか読んでませんが、短編で読みやすいと思います。