良い本です
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昔、某タ0バナ出版の本で知ってましたけど、まるで別の本の様に素晴らしい。王陽明の生き方、考え方が素晴らしい文章で綴られています。確かに明治書院の新釈漢文大系は魅力ですけど、高いし、持ち歩けないでしょ。まずはこちらで王陽明の生きざまを学んでほしいです。安岡正篤氏から原点のこの本へステップアップすれば生きる力が出てくる。
とにかく読んでほしい一冊。
理解の助けになる名訳。
★★★★★
溝口雄三氏による、読みやすく格調高い現代語訳です
(「二つの陽明学」と題した解説つき)。
ただし、現代語訳しか載っていませんので、これだけで
『伝習録』を理解するには、かなりの想像力を要すると思います。
明治書院の『新釈漢文大系』中の『伝習録』など、原文や
読み下し文、語註がついた本を参照しながら読まれた方が、
理解は深まると思います。
また、『伝習録』上・中・下巻の中では、下巻の内容が
一番深いので、伝統的に下巻から読めと言われているようです。
事実、上巻から読むと飽きてしまう可能性があり、
大事な中・下巻に進めないともったいないですから、
まずは上巻を後回しにする、といった読み方もあると思います。
陽明学を読むなら
★★★★★
陽明学に興味を持ち、色々な出版物を読みましたが、日本の陽明学、中国(王 陽明)の陽明学は、かなりの違いが有ると個人的には思います。学問は、受け取る側の人により解釈が、変わってしまう場合が多く、とても難しいと思います。朱子学、江戸学、日本陽明学、中国の陽明学(王 陽明)と読んできましたが、現時点では、この本が、陽明学を知る上で、とても大切な一冊になると思います。読んでいると難しい所もありますが、ゆっくり自分のペースで読み続ける事により、現在の生活についても、かなりのヒントがあると思われます。陽明学についての本をお探しならお勧めの一冊です。
心の学問
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王陽明「伝習録」の全訳です。
陽明学に関しては様々な解説書が出ていますが、
やはり原典というべき「伝習録」を読むのが良いと思います。