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怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: サンガ
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正直がっかりでした。 ★★★☆☆
読んでみて、「怒らないこと 1」の売れ行きのよさ(マーケティング上の見せ方かもしれないが)に乗じた本としか思えなかった。「怒らないこと 1」の読み応えを半分ぐらいに薄めたというべきか……。内容が浅く、恐らく著者の他の本を3冊程度読んでいれば、どこかで目にしたような主張(教え)が内容の大部分を占める。

特筆すべき点は、怒りの種類が具体的に書かれていること。「怒り」と意識していないようなことも「怒り」であると分かり、日常レベルで「怒り」を丁寧に無くしていくための実践には役に立つように思う。



前作と比較すると? ★★★☆☆
前作同様、怒りは自分自身を破壊するとして、どのようにすれば怒らなくて済むかを説いている。

・人生は「苦」の連続であり、それは怒りの連続でもある。幸福になるためには怒りをなくすことが
 大切で、そのためには智慧をつけなければならない。
・その中でもとりわけ「私」「自我」というものは錯覚であり、存在しないものだという事を理解
 しなければならない。
・人生には智慧を開発することとともに、慈悲の心を持つ事が重要。なぜなら全ての生命は自分と
 同じように苦しんでいるからだ。

等の内容になっている。
正直言うと、本書は前作ほどの読み応えはなかった。前作のほうが、より具体的で説得力があった
と思う。また本書は「自我」がないことを多数のページを割いて説明しているが、あまり納得でき
なかった。修行しないと理解できないということか。

まず前作をおすすめします。それで著者と「怒り」についてさらに知りたいと思われましたら
本書を手にすればどうでしょうか。
慈悲を育てる ★★★★☆
前著「怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)」の続編だが、前著を読んでからだいぶ経っているので前著との関連については述べない。

仏教的には「イヤ」と感じることはすべて怒りに分類される。

一方、仏教の言葉に「一切皆苦」とあるように、人生は苦である→イヤと感じる→怒り。ということで人生は基本的に怒りに満ちているらしい。

怒りがいかに良くないか、怒りの分類、怒りにいかに対処するかなどが示される。

最終的には仏道修行を完成させて怒りを完全に退治したほうがいいようだ。

実はそれがエゴ(自我)退治でもある。

そのためにはまず慈悲の心を育てることにしよう。

すべての生命あっての自分という人生観を確立しよう。
素晴らしい本です。 ★★★★★
怒りはただなくそうとしたり、抑えつけたりするだけでは決して消え去ることがない。
我々がこの世に生きること自体が無常であり、
無常に対する怒りの衝動こそが我々の生命の本質だからだ。

怒りに対処するには、大きく分けて二つの方法がある。
現実的な対処法は、怒りを細かく分析し、それが浮かんできた瞬間に「停止して」ただじっと観察すること。
怒りの根本には暗さがあり、そこにさらなるエネルギーを供給しないよう努めれば、それ以上発展することはない。

根本的な対処法は、「私」「自我」なるものが錯覚に過ぎず、実は存在しないのだと知ること。
人間の「ありのまま」の根底に怒りがある以上、その認識プログラム自体を壊してしまわなければならない。
これは瞑想を通じて初めて可能になるが、理解によって少しなりともそこに近づくことはできる。

本書で説かれるところは、基本的に今まで著者が説き続けてきたところと変わりはないが、
安易な「許し」を退ける著者の指摘には、いつもながら肺腑を抉る鋭さがある。
幸福の道  限りないスケール ★★★★★
「怒らないこと」に焦点を合わせて、
「無常」「苦」「無我」という真理が
心に沁みこむように説かれています。

そして、
その真理を灯(ともしび)とすると
「怒らないこと」になる
という、幸福の道が示されています。

生命と怒りについて、深く精密に解き明かされ、
これはもう、「生命とは何か」という法話で、
限りないスケールを感じます。

怒りを克服し、優しく、穏やかな生命になるよう
一歩一歩、進んでいきたく思います。
すべての生命が幸福でありますように。

(追伸)
生命には、誰にでも怒りがあるそうです。しかし、「欲の多い人」より「怒りの多い人」の方が、心が育ちやすいそうです。
怒ることは辛いことですが、怒りや苦しみを感じた時、「生きるとは何か」と強く問いかけ、真理に触れて乗り越えていくようです。
「生きることは苦」という現実の中で、優しく、穏やかな心に変わる確かな道が示されています。
本書は、「怒り」を真理(「生命とは何か」)から捉え、完全に解決しようとするアプローチのようです。
反対に言えば、「怒り」を通して真理に迫ろうとする、巧みなアプローチです。
「怒らないこと」から「怒らないこと2」へ続く幸福ルートを進んでいます。そして、「怒らないこと3」へと続くのではないでしょうか。