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へうげもの(4) (モーニングKC)

価格: ¥540
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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光秀の最期 ★★★★☆
光秀の最期の場面から開幕します
最期に妻の為に歌を詠みます
しかし、下の句など蛇足と切り捨てます
「わび」のひとつのかたちが体現されます


また、主人公織部佐介は織部を襲名
そして、「織部十作」創設


秀吉が天下人へと上り詰め、
貫禄を出す為か、付け髭を始めます
しかし、それについて何も言及がありません
もう少し解説が欲しいところだ

でも、この高いテンションを維持する為には
瑣末な解説は不要なのかも!?
すごい漫画だ。 ★★★★★
何だろう、この緊迫感。
戦国時代を題材にしていても、お決まりの合戦メイン、戦闘メインではない。
なのに読んでいると、胃がキリキリするような凄まじい緊迫感がある。
戦国知識があろうとなかろうと、その空気を感じる度合いは変わらないんじゃないかなと思う。

とにかく人物描写の巧みさ、セリフの素晴らしさ、丁寧な演出の賜物。
読後にこの時代の茶器などについて調べてもみたくなる。
とにかく何もかもに引き込まれてしまう。
すごい漫画があったものだ。
茶道と、茶道具、戦国武将と織部のもの狂い ★★★★☆
織部のことを調べていて、偶然この作品を知った。早速、アマゾンに注文した次第。読んでみて感心したことは、よくこの題材でマンガが描けたということだ。
これは古田織部の出世物語であり、数寄者(すきしゃ)とは何か、茶道とは、名品とは何かの教養書にもなっている。戦乱の荒くれ男達が何故もの狂いをしていたのか、マンガならではの表現力を駆使している。とにかく、作者の山田芳裕氏には感服した。さすが世界に誇れる日本の漫画である。命をかけた者達が、求めた心の平安とは何かが窺えて、恐ろしい気もする。

出光美術館での志野と織部の展覧会に行った後、このマンガを見たので、名品の恐ろしさが少しは分かった気がした。とにかく最高峰の品物というものは、ある意味精神を蝕む力を持っているので、用心せねばと思った次第。
精神的な戦(いくさ)の開戦 ★★★★★
合戦シーンよりも濃厚な緊張感が漂う
茶室での腹の読み合い。

主人の腹の内が読めない方が
負け戦となる。

こんな緊張感、狭い茶室の中で
耐えられるだろうか

茶人は、茶人ではなく「武人」

死人が出ないのに
精神的に潰される恐ろしい戦いだ。
極彩色に彩られた安土桃山人物絵巻 ★★★★★
 史実から離れ自由奔放に歴史上の人物を動かすのが本作の特徴ですが、その分並みの歴史小説以上にくっきりと人物像を脳裏に刻み込んでくれます。理想とする天下像が主君信長に受け入れられぬと悟るや判然と叛を起こす光秀、家来・民衆そして時には敵にすら律儀を貫こうとする家康、「もの」への執着断ち切れぬ故に「叛将」の汚名を受け生き永らえても何ら恥じることなしと言い放つ荒木村重、そして何より日本を超え世界に天下を号せんと欲し数寄物もそのための道具とした信長・・・。各々の人物がそれぞれ独特の色彩を放ち、毎巻が極彩色に彩られているような気分がします。

 本巻の見所は、「黒」と「金」の相克がはっきりと顕われてきた点。すなわち「黒」−千宗易(利休)と「金」−秀吉の葛藤がいよいよこれからの物語の主軸になることを予感させるのです。己が芸術への信念を天下に全きものにするために、主殺しさらに皇統断絶をも秀吉に唆す宗易。己が出世への飽くなき渇望へ宗易に付込まれたことに悔いつつも彼とは独自の動きを画する秀吉。およそこんなことはありえないのは百も承知なのに、この説得力はいったいどこから来るのでしょう。

 そして両巨頭の狭間で、主人公・古田佐介も「織部」の官位を授けられ、相変わらず飄々としながらも、独自の境地を切り開く端緒を作り出していくのが本巻です。是非手に取ってお楽しみください。