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現代文訳 正法眼蔵 1 (河出文庫)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 文庫
ブランド: 河出書房新社
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心の温度が上がる熱い思想書 ★★★★★
宗教書にありがちな、自分達だけが真理を知っているかのような高い所から見下ろすような
視点は一切なく、ただひたすら座禅によって仏教を究めようとする純粋さに満ちた思想書です。

仏教の他宗派への厳しい批判などは、やや行き過ぎた感もありますが、そういう点も含め、
道元という一人の純粋で真摯な人間の息吹が存分に感じられ、年月を超えて、まるで今、
目の前で熱く語られているかのような錯覚を覚えるほど、心に響いてくる本です。
訳が現代的で、難解な表現で誤魔化したところがないのも良いと思います。

このあまりにストイックな道元の思想が、果たして現代でも実践できるのか? 
その答えには、永平寺の元貫首の宮崎奕保禅師の生涯を描いた「坐禅をすれば善き人となる」
を読まれることをお勧めします。
道元の思想を生涯をかけて忠実に実践した人がいたことを知って、心が熱くなります。
 世界の見方が変わります。修行は日常の中にこそある。 ★★★★★


 魅了された、という表現を使わせて頂くなら、まさにこの言葉がもっとも相応しいと、評者は思います。春秋社版(水野弥穂子氏)のもの(格調高い訳文です)を少し齧りましたが、まるで歯がたたなかったので、この河出文庫版石井氏による現代文に挑戦してみました。正解でした。もちろん何度読んでも理解できない難解なところはありますが、何とか喰らいついて自分なりの解釈ができればと必死に読みました、まだ読んでます。いまのところ2回読みましたが、まだまだという感じです。ですが、自分なりにすっと入っていくところがありましたので、曲解しているところもありますが、自分なりに得るところは大でした。この時点で語れることは、もちろん限界がありますし、40歳台でようやく輪郭がつかめるぐらいで、たぶんそれ以降の歳を経なければ覚束ないでしょう。玩味熟読しないとこうした奥深い洞察の数々を会得することは不可能ですし、そうした書き方がなされているといっていいでしょう。

 基本的にどういう心構えで読めばいいかというと、評者としては、まず、いかに救われたいか、ここを肝に読むとよいかもしれません。たえず道元は救いのヒントとメッセージを送っていると、評者は思います。同じ箇所を、時間を経て読み直すとまた新たな意味が浮かび上がってくるでょう。

 感銘を受けたところ、インスピレーションを受けたところは数限りなくありますが、「仏性」「身心学道」「即心是仏」「心不可得」「海印三昧」「空華」この辺りでしょうか? 

 とにかく咀嚼することです。それ以外にこれを読む方法はありえないでしょう。石井氏の現代訳が正確かどうかわからないけれど、初心者としては水野弥穂子氏の訳よりも読みやすいのは確かです。道元禅師の勢いが伝わる訳文です。もっと評したいことは山ほどありますが、この辺で。

メガ書店でない本屋さんには申し訳ないですが、どこの棚に5巻品揃えしているところをほとんど見かけません。是非とも置いて下さい。
一番読みやすい ★★★★★
「正法眼蔵」文庫版の中では、一番読みやすいと思います。
まえがきにあるように、「漢文の煩わしさや古文になかなか
馴染のない方々にも読んでいただきたいと願うところから、
本書では、原文を併載せず...注の多くを削って文中に取り
入れて独立した文章となるように推敲を重ね...注は各分冊
の巻末に...」という構成になっています。
古文、漢文が大の苦手の私ですが、途中で投げ出さず最後
まで読むことができました。
傍に道元を感じる本 ★★★★★
 普段の生活の中でなにげなく読み、触れたとき、道元が時間を越えて
傍で語りかけてくるように感じられる本である。
 現代語訳のため、いささかもの足り無さを感じる読者もいるかもしれ
ないが、道元入門書としては優れものであり、この本によって刺激を
受け、人生について深く考え、また、道元の世界に入る切っ掛けになる
には、充分過ぎると思う。 
 私は、この本を買った時からいつもこの本を傍に置き、座禅を始め
ました。
道元の主著 ★★★★★
偉大な思想家であった道元の主要な著作である正法眼蔵を読みやすい現代語にしています。

正法眼蔵の原文の日本語は現代人からすると難しいと感じるひとが多いでしょう。そう感じる人でも、この翻訳により、正法眼蔵のすばらしさに触れることができるのです。
原文はとても格調高く、リズムがある文章です。現代文訳を足がかりにさらに原文にも触れるとよいでしょう。
道元の思想に触れるにはとてもよい翻訳だと思います。