筆者の生い立ちから医学部への進学、不思議なご縁に導かれて形成外科医の道へ、鍼灸など東洋の医学を取り入れつつ患者に接し、また不思議な縁に導かれて春日大社の宮司に就かれた部分までは興味深く読めるが、こと個人の世界観・宗教観に関しては読んでいて非常に疑問に感じる。そもそも筆者は医学部学生として「科学」を学ばれ、前半生においてはその素養を十分に蓄積されているはずなのだが、神官になられてからは全てその科学を否定するところからご自身の説が展開される。しかし「太陽光が何故暖かいか」の説明にも見られるが、自分の考えを都合よく相手に説明するためだけに適当に科学をツマミ食いして、ご自身の説を持ってくるものだから、読んでいる側にして見れば「本当ですか？」と眉につばをつけて読まざるを得ない。結局「これこれこういうことがありますね。これはこういうことなんです」の後に「なぜなら」が続かない（続いても論理として破綻している）から、読んでいてだんだんしんどくなってくる。結局、消化不良のまま気持ち悪さを抑えつつ最後まで読んだら水のニセ科学にまで肯定的に言及されてて一気に力尽きた。他の方の辛口レビューにもあるが、これを信用される方はよほど肩書きに弱いか、人柄が（悪い意味で）よいか、頭の弱い方か、（筆者の言を借りれば）「脳への感謝が足りない」方だと思う。しかし明階の試験は難しいとは聞くが、通る人がこういう人だとしたら、よほど神社庁の試験には問題があるのではないか。大丈夫なのか非常に心配でもある。

　神道の事を知りたくて購入しました。が、大半が著者の自慢話に終始。
　自分は特別な公家の家柄で学習院在学中にちょっと勉強したらトップクラスになり医大に行って超優秀な医者になり更に片手間に神主になる勉強をしたら超難関前人未到の最高位試験に合格。更に選ばれた家柄の人しかなれない春日大社の神主になったのはやはり神様のお導き。感謝です…　といった感じ。　
　医者なだけに進化の話やウィルスの話を持ち出して　｢これが本当のこと｣　と断言していますが、かなりの部分で論理破綻していますし、神道がこういう考え方だというより著者が勝手に考えた独自の宗教ではないか？と思えてしまいます。これで納得される方は余程、肩書に弱い方なのではないかと…
　ま、宗教の話などどれも決めつけや押しつけが付きものかもしれませんが、懲りずに他の著者の神道関係の本を読もうと思います。

著者は長らく天皇家に仕えた公家の家系の方で医師を経て神道へ導かれた方で終始質問に答える形式です
内容は終始驚きべくもので、哲学や概念といった物ではありません。正に真髄が語られていて目から鱗の連続です
神や霊の存在、人間、地球に起こる全ての事柄を宇宙のシステムである循環とバランス、医学の経験、化学等に裏付けられた根拠で非常に納得させられる分かりやすい例えを引用して説明して下さいます。
真に神の存在をこういう理由でこうだから存在するとはっきりと語られていますが、その内容は信じる信じないの域ではないと思う
疑問に思ってた全ての事柄がつながり「あっ、本当のこと知っちゃった…。」というのが素直な自分の感想です
中には一つの価値観と考える人もいるかも知れませんが、話しは丸鵜呑みして何一つ害のない本です
著者は読者を説得しようともしていません。ただひたすら真実を語っていて「本当のことです」というだけであり、実際どれも本当だと思わされるものばかりです
213頁の厚くない本ですが内容が充実していて濃く解りやすく非常に読みやすいです
私はこれを読む瞬間まで神の存在など信じていませんでした
心からお勧めします。

私免疫関係の本を良く読みますが（とは言えあまり専門的な難しい本は読みません…）この本を読んだ時に免疫関係の本と同じ感覚を覚えました。全ては感謝する気持ちから、自然に感謝、自分が生きていることに感謝する事で、病気という氣の流れが悪い状態から解放される事だと再認識しました。神に興味がない人も一読あれ、きっと心に響く物が見つかります。

いわゆる”精神世界の住人”ではない人が書いた本を探していました。

宮司ならそうじゃないのか、と思われる方もいるかもしれませんが著者は西洋医学を極められた社会的立場にあった方です。

そういう人が言っている　”本当のこと”　は説得力があります。

人はなぜ生まれ、なぜ何度も生まれ変わるのか、宇宙の仕組みとは、言葉の力とは。

体験を通して語られるこれらのことがストレートに心に入ってきます。

失礼ながら他の精神世界の本では　ん？と直感的に感じることが多く素直に入り込めないのですがこの本では全編を通してそのようなことがありませんでした。

とにかく凄い、素晴らしい方を知ることが出来、その著書に触れられたことに心より感謝したいです。