初見の人は……裏表紙を見ない方が良いです。
★★★★★
初見の人は……裏表紙を見ない方が良いです。
激しくネタバレです(笑)。
連載派では無く、単行本派の人は、
裏表紙を絶対に見ない方が良いです(笑)。
ていうか単行本の裏表紙に、コレを持ってくる講談社のセンスに脱帽(笑)。
溜飲を下げる
★★★★★
あくまで自分の感想でバッサリしてしまうとこの作品、
最初の5巻くらいは、理屈っぽい設定やメタなお約束が鼻についた。
加賀編は、描写の過剰さで目を引く時代劇だった。
不死解明編は偏執的過ぎた。
桁外れの躍動感と魅力的な登場人物、あと群を抜いてうまい台詞に引き摺られて十数年読み続けて来たが、それぞれの時期にそれぞれどこか物足りなさを感じていたというのが正直なところだった。
けど「最終章」となってそれらすべての要素に血が通い、溶け合って行き、この巻に至ってそれらが自分の想像を遥かに超えたスケールで一つの結末を描き出す。本当に永かったが、
「ああ、これを見たくてずっとこのマンガを読み続けて来たんだな」
という、ものすごい「胸のつかえが取れた感」がある。
本当にか弱くて、始めの頃はただ健気にふるまうしかできない、手に余ることには泣くことしかできなかった凛ちゃんが練造と向き合う様。
尸良の最後の言葉と見事な対をなす(そしてどこかが同じである)凶の幕引きの台詞。
加賀での各員勢揃いの時や、逸刀流の江戸城討ち入りの時のような胸のすくような興奮はないが、「満ち足りた」気持ちで読み終えることができる。こんなことは、このマンガを読んできて一度としてなかった。
不死解明編あたりで読むのをやめてた人は、悔い改めて本屋に走るべし。この巻に至って、オイラ的にはこのマンガは「あらゆる人に読んで欲しい大傑作」となった。
納得のいく展開
★★★★☆
超久々に新刊購入。
しらが死んでて驚き!!
この死に様の悪趣味ぶりはさすがしらのための晴れ舞台。
嫌いキャラなんで死んでもむしろいいんですが
無限の住人になって無敵状態だったしらっちがまさか意識を残したまま 張り付けになって野良に食べられてしまうとは…
まぁふさわしいけど〜この手があったかって作者の残虐さに怯えました。
尸良死す!
★★★★★
ついに凶獣が落ちました。
最期までとても尸良らしい生様でした。江戸が産んだ哀しい獣でした。
強さを考えさせられました・・・
一番作者が感情移入してたキャラだったと思います。
闘いが終わり次のシーンになったところで、安心でアドレナリンが
納まっていくカンジでした。
で、珍しく、そのままキレイに終わりました。いつもはイイとこで
バン!と終わるのに・・・。勢いで次になだれ込むのではなく、
しっかり次に進む準備をしてるように感じました。
いよいよ無限の住人が終わるのだと実感してしまいました・・・
残る問題は・・・
ハバキの執念の行方!無骸流!天津の行く末!
万次達の回復後!
まだまだ目を離せないネオ時代劇!!
これ以上ない。
★★★★★
尸良のラストは尸良自身が笑って終わった。
最高のラストではないかな、尸良を描く側にとって。
いやぁ、ほんとドSですね、沙村。
スバラシイ。