現状を打破出来ないとき、大切なことは基本に戻ることです。
銀行営業の基本は、顧客第一主義です。この本は、そのことをあらためて確認させてくれました。ありがとう！

日本ではこれまでカスタマーセントリックについてきちんと議論がされてきたであろうか？供給者・サプライヤー・メーカーのセントリックモデルばかりではなかっただろうか？売る側の論理だけのセントリックモデルは実に簡単である。買う側の相手をほとんど考慮する必要がないのだから。多くの銀行がこうした誤謬に陥っていたのは事実であり、この点を米国流のデータマイニング手法を駆使した切り口で論評していく点には実に共感を覚えた

米国での留学＆実務経é¨"ã‚'もつæ -ç"°æ°ãŒèªžã£ã¦ã„るからか、
なã‚"だか「æ-°ã-い」銀行のåº-èˆ-スタイルã‚'提示されたかのように
思えてã-まうが、実は、顧客サイドから見れば「å½"たり前」
ã‚'提案ã-ている点が、読み進むにつれて明らかにされ、
å...¨ã¦å¦™ã«ç'å¾-させられてã-まう。
æ°-が付ã'ば、自分のè¦-点が「銀行å"¡ã€ã‹ã‚‰ã€Œé¡§å®¢ã€ã«ç§»å‹•ã-ている。

一例ã‚'あã'ると、
銀行が合併でå...¨ãæ-°ã-い行名ã‚'掲ã'るã"とに対ã-て、
合併で吸収されたå'の銀行名ã‚'そのまま使ç"¨ã-続ã'た
米国ウェルファーã‚'銀行ã‚'反例とã-てå-り上ã'、
邦銀のやっているã"とは「ãƒ-ランド価値」ã‚'台無ã-にする
愚ç­-と批判ã-ていた。

æ-¥æœ¬ã®éŠ€è¡Œå±‹ã«ã™ã‚Œã°ã€Œä½•æ•...」と言いたくなる。が、
顧客にã-てみれば、銀行å†...部の融å'Œãªã‚"ã!¦ã©ã†ã§ã‚‚良くて、

æ...£ã‚Œè¦ªã-ã‚"だ名前でå-¶æ¥­ã‚'続ã'ていてくれたæ-¹ãŒä¾¿åˆ©ã«æ±ºã¾ã£ã¦ã„る・・・

と、ã"ã‚"な話が何倍（何十倍）も出ている、銀行é-¢ä¿‚è€...å¿...読の書である！！

がよーく解かる本。あらためて、日本に個人金融をサービスとして捉えている金融機関がいないことに愕然とすること請け合い。ただし、この本は銀行経営に特化した話ではなく、小売・サービス業では当然ながら導入されているマーケティング手法が導入されていないことへの嘆きであり、それを覆すための戦闘宣言書である。よって、なんでこんなことが今更という個所も多々あるが、それが日本の金融機関の現状ということなのだろう。

金融実務に役に立つマーケティングの本はこれが始めてだと思う。
事例がリアルで、タイムリーだし、わかりやすい。