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されど罪人は竜と踊る 3~Silverdawn Goldendusk~ (ガガガ文庫)

価格: ¥820
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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本も分厚ければ話もハードです ★★★★★
 相変わらず、時々襲ってくる桁外れの厄介事を除けば、賞金首探しや大小様々な厄介事で日銭を稼ぎつつ日々を送る攻性咒式士のガユスとギギナですが、彼らが住むエリダナの街では生活に困窮した労働者たちによるデモや破壊活動が展開され、街にやってくる投資家を狙おうとする不穏な雰囲気が漂います。その上ガユスの恋人ジヴーニャが行きがかりで他人から託された謎の指輪と言葉を求めて、北方の小国ピエゾ連邦共和国の墜ちた勇者ウォルロットがエリダナに現れ、強大な<古き巨人>たちと指輪を巡って激闘と繰り広げ、ジヴーニャはウォルロットに拉致されます。更にはピエゾ連邦共和国の民族紛争と戦争の危機にモルディーンと十二翼将が各地で暗躍する中、ガユスとギギナも精一杯あがくのですが、<古き巨人>たちはあまりに強すぎて、ウォルロットらと一時的に共闘しても苦戦と言うにはあまりに表現が甘すぎるほどの厳しい戦いを強いられ、何とか勝てても満身創痍。おまけに一連の騒動の中、ガユスの命と己の貞操その他諸々を天秤に掛けてウォルロットと行動を共にすることをジヴーニャに告げられたものですから、ガユスは身も心もボロボロになってしまいます。
 本筋としてはそんなところですが、私としては外資による企業買収で多くの労働者が仕事を失い破壊活動や投資家への殺意に走るエリダナの現状が、リアルで昨今しきりに取り上げられているワーキングプア等の問題と重なることからとても気になりました。作中に登場する投資家の台詞だと、世界的な流れだからどうしようもないということですが、ただ流れに乗るだけというのはどうだろうかと思いますし、かと言って破壊活動や資本家を殺すことで解決するほど単純でないことは分かります。
 そんな様々な要素を詰め込むものですから600ページ近くの厚さで、更に次の巻に話が続くというのですから、一体この先どれだけのページ数で、どんなストーリーが展開され、どんな結末になることやら。ただ、予定調和、勧善懲悪と言ったありきたりな要素は許さないハードなものになることだけは確かでしょう。
期待していただけに…… ★★★☆☆
待望のされ罪新作。
角川版の二巻と三巻の間を補完する内容とのことですが、時間軸は微妙にパロになってます。もうあっちとこっちは別物と割り切って考えたものがいいかも。設定も色々違ってるし新キャラも出るし……
ガガガ移籍時から大いに期待していた完全新作ですが、期待と終わクロにも匹敵する分厚さの割には……冗長で乗り切れなかったな?という感が残ります。
前作はレメディウスの回想(レメがなぜ砂礫の竜にならなければいけなかったのかの経緯)が挿入されるだけで、基本ガユス視点で話が進みましたが、ガガガ三巻目は視点人物と場面が短い単位でころころ変わり正直処理能力が追い付かない。
気になるキャラがいたり、このエピソードもっと読みたい……というところで舞台と視点人物がパッと切り替わるので不完全燃焼。
作者は多分、現在の労働環境が孕む矛盾とか経済の仕組み、破綻国家の民族紛争など、現実世界にフィードバックがきく話題をてんこもりに盛り込みたかったんでしょうが、気合から回り気味といいますが……錯綜しすぎていて、混乱しました。
話もかなり難しいので(ダリオネートが語る貨幣経済の法則、ピエゾにおけるモルディーンの策謀など)この手の話題に日頃から関心をもってる人じゃないと辛いと思います。
鬱分は今回は少なめ。
まだ上巻だからかもしれませんが、それよりもガユスのダメっぷりが萌えを通り越し情けない。
成り行きでピエゾの勇者にして虐殺者ウォルロットと同行するジヴに「俺とそいつどっちを選ぶ!?」と迫ったり、嫉妬むき出しな言動が目立って大人げない。
これじゃージヴも愛想尽かすな、と……。
さらに言えば、ジヴとウォルロットは(おもにジヴの貞操観念とガユスへの愛によって)一線を踏み越えそうで踏み越えない瀬戸際で踏みとどまるのですが、ガユスは「おま、それ完全にアウトだろ?」っておいたをやらかします。破けてないからセーフって…
ここらへんは男女に感じ方が違いそうですが、同性の私はジヴに肩入れして読んでしまったので、今回のガユスは「おいおい」でした……。
お約束のギャグは健在。ギギナとヒルルカの親子会話は爆笑もの。
椅子に注ぐ愛の億分の一でも相棒に振り分けたら二人の関係と事務所の経営もうまくいきそうなのになあ……
久しぶりの完全新作 ★★★★★
 浅井ラボ氏が描く久しぶりの完全新作となる作品です。
相変わらず戦闘シーンの描写が細かく描かれており、読む者を夢中にさせます。官能表現と主人公とその相棒の口の悪さも健在です。
 今回の話は今まで名前が出てくる程度で大した描写がなかった「古き巨人」たちが強敵となって立ちふさがります。今回の鍵となる物はまたしても指輪です。「悲しみの指輪」をめぐって古き巨人と主人公達が壮絶な死闘を繰り広げます。しかもこの巻だけでは終わりません。まだ続くという感じで終わります。ガユスは果たしてシヴを取り戻す事ができるのでしょうか?
 また、今回の作品は今まで浅井ラボ氏が描いてきた「され竜」の本編の途中に新たに話をねじ込んだ感じになっています。この話が完結した後はどう展開していくかも気になるところです。
現在の日本のワーキングプァーを取り上げている ★★★☆☆
でも人が生きていくのにそれほどお金っていらないよ、それから人間て思っているよりずっと良く働く事ができるよ、農家のバーさん見てるとそう思うお金がいるのは田舎で都会の生活をもとめるからしようとするからさ人間が本気で生きようとすればね、頭がいい人は知っていると思うよ
都会の人だって貯蓄なんてほとんどない、みんなある程度の背伸びをしなきゃならないのでお金なんて無い
ぼろアパートで我慢すればいい物を、すぐおしゃれなマンションに住みたがるからだ、賃貸ならまだいい、マンションだって25年もすれば住めなくなるというのに高いお金を出してまるでそこに一生住めると、いう幻想を抱いている。
この本は、上巻です、次巻へ続きます。, ★★★★☆
イラストレーターは、宮城さんです。
600弱ページの大長編です、あらすじは、ガユスとギギナは、ジウを救うためエリダナ中を
かけめぐる。同時期にモルディーンは、大陸中が不穏な空気に包まれて、翼将を各地へ
調査に派遣する、ジウが持つ指輪を狙う古き巨人。指輪をめぐり北方の国からさまざまな人物が
エリダナへ。上巻は、様々な事件が別々に起こり、色々な人物が出てそれぞれ思惑があり
複雑かつ、いい所で終わります。
スニーカー文庫からガガガ文庫へ変わり初の書き下ろしです。今までスニーカー文庫から
出たのを編集し加筆したのですが、初のガガガ文庫オリジナルの長編です。


"されど罪人は竜と踊る 1 ‾Dances with the Dragons‾ "と
若干関係 あります。