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語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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語源をとおして多くの言葉がつながる ★★★★★
とても詳しく語源について書いていて、多くの言葉が語源をとおしてつながりました。
今のゲルマン語群の言語もフランス語やイタリア語などのラテン語とつながりの深い言語もおなじ言葉にさかのぼり、同じ根をもっていることがよくわかります。
読み物の体裁ですが、情報量がとても濃密です。
岩田先生の「英単語記憶術」とくらべると、本書はさらに語源のつながりについての情報が多いです。
英単語記憶術―語源による必須6000語の征服 (カッパ・ブックス)
英語の本なのに、タテ書きで読みにくい ★★★☆☆
英単語と語源を結びつけているものは、学習用の教材にもちらほらと散見される。和書にもあるし、洋書にもある。本書は、学習用のように重くとりくむというのではなく、読み物として割り切って読めるという点で良い。

しかし、この本は英語の本なのにタテ書きなのである。日本語の説明の中に1つか2つ英単語が混じっているくらいなら、それほど大きな問題はない。しかし、まとめて英単語が登場する箇所や、例文はひどく読みにくい。たまらず、何度も本を横にして読んだ。読み進めるにつれてストレス指数が上がった。

日本語はタテ書きでも横書きでも書けるし読める、ある意味でふところの深い言語だ。しかし、英語はそうではない。こんなことをしてはダメである。最初から横書きで出版すべきだった。
すごく勉強になるが ★★★★★
すごく勉強になり、意味を忘れたときに、推測するのに役立つ。

ただ、最初のKAPの項だけでも、満腹になりそうだ。

背景となる事実、参考になる文献などについて、1つづつ1冊の本にして、
100冊の本にしてもらえるとうれしいかもしれない。

CDが出ているらしいので、入手を検討しています。

すべては一つの根っこ ★★★★★
単語を覚えるよりも、単語の意味を理解していくことに重点を置いた本ですね。
語源を探ると、恰も古の人々の息吹が感じられるような、気がしますね。
全く奥が深い。
南無阿弥陀仏も、なんまいだ〜、と普段は唱えられてますが、南無って普通にネームのことなんですよね。それ知って少しガックリ。
阿弥陀はアミター、英語風にすりゃアン・ミーター(アン・メートル)、量ることの出来ないって、メートルですよ。阿弥陀様がメートル法のメートルですよ!
それを知ってまたガックリ。いい意味で。
でも仏、ブッダがそこでほとけの意味として捉えてますが、これが「(眠りから)覚めた」という意味でも書かれれば尚良かったのかも知れません。
副読書として渡部昇一の英語関連のものと併せて読んだ方がいいでしょう。
読んでいては面白いが・・・ ★★★☆☆
印欧(基)語から英単語を説明するという手法は大変面白く、読んでいて「なるほど」と思う部分が多いと思います。私はノートを取りながら読んだのですが、読み返してみて「目からウロコ」の部分が多かったのに感心しています。
ただし、この本には筆者独特の説が多く含まれており、Calvert Watkins の The American Heritage Dictionary of Indo-European Roots や、研究社の英語語源辞典(巻末に印欧語根表が載っています。)で裏のとれない部分、あるいは全く異なる部分が多いのも事実です。
この辺を整理し、あるいはきちんと説明してくれれば、この本は本当に良い本になると思います。
なお、他の方も書いていましたが、縦書きは読みにくいです。改訂するときには是非横書きにしてほしいと思います。