やっぱり戦争はイヤ
★★★★☆
あらためて戦争が与える影響の大きさ、深刻さを考えさせられた。
心の病気は外見からはとらえにくいため、周りの人にはあまり気づかれないかもしれないが、生活を共にする家族にとっては大きな問題である。私も親が心の病気を持つ者であり、家族は時々その奇行に振り回されるため、その大変さは身にしみてよくわかる。戦争によって心に悩みを抱える人を増やしてはいけない。
また、戦争は様々な形で多くの人々の人生を変える。一部の人間の都合で戦争が起こり、それに罪もない人たちが振り回され苦しめられることなどあってはならない、許されないことだ。
今作は、前作『キャッチャー・イン・ザ・ライの謎を解く』以上にテーマ的に受け入れやすくとても面白かった。