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坂道のアポロン 2 (フラワーコミックスアルファ)

価格: ¥420
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
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恋心とジャズ心 ★★★★★
都会的なセンスの百合香さんと再び出会い、千太郎は恋心を抱いてしまったようです。
薫は一計を案じ、千太郎、律子さん、百合香さんを丘の上へWデートに誘います。
千太郎と百合香さんが仲良くなれば、自分は必然的に律子さんと・・というわけです。

計画どおり、千太郎と百合香さんは大いに盛り上がりますが、律子さんはいなくなります。
薫は律子さんはを探しに行きますが、そこで見たものは・・・・・・・

薫や百合香さんと対照的な千太郎と律子さんの純朴な言葉や行動が、なんとも魅力的です。
また、千太郎のジャズ仲間も登場し、切ない恋心とジャズのノリが良くマッチしています。
読後は何かが音楽のように心の中で反響し続けます。非常に質の高い作品だと思います。
これいいなあ ★★★★★
ほっとする。多情多感な少年少女たちの心の揺れが、ものの見事に描かれている。これこそ正しい少女マンガだよな、と思う。「ケータイ小説」のように行間がなく過刺激な事件の連続でつなぐエンターテイメントが一世を風靡する時代に、こういう逸品が新作として読めるのは本当にありがたいことだ。
ヒロインの「薫さんは…都会っ子ね うち『勝ち抜く』とか ようわからん…」というセリフに「そうそうそうだよなあ」と共感し、親友とリズムをあわせる主人公の「駄目だ こいつといると どうしても楽しいや」という感情のたかまりに胸が熱くなる。ピアノの演奏によって恋心を伝えるなんて、イケメン芸人がネタにしそうなふるまいも、ここでは素直に素敵だと思える。
「66年」の「九州の田舎」という舞台設定があればこそ、この様な世界が成り立つのだともいえるが(あと千太郎と律子が「クリスチャン」というやや珍しい設定も重要か)、しかし何より素晴らしいのは、「青春」を嫌味なく表現することのできる著者の秀才だろう。巻末に収録されている短編もいい感じなので、他の短編集も読んでみたくなった。
大物の予感 ★★★★★
余計なものをそぎ落とした絵のセンスにもうっとりだけど
コマの中に漂う余韻とゆうか、空気感が大好きです
だれもまねできない作家さんですね
これからもがんばってください☆
このマンガがすごい2009 1位おめでとうございます ★★★★★
「ハチミツとクローバー」、昨年の「君に届け」に続いて『このマンガがすごい2009オンナ編』の1位を獲得した作品。すでにメジャーな作品が選ばれることが多い「このマンガ…」だが、この作品みたくあまり一般で知られていないものが選ばれるのは稀のような気がして読んでみた。が、、大変素晴らしかった!

舞台設定の60年代っぽさを感じさせるシーンはあまりないように感じるが、錯綜する恋心に身悶えせずにはいられない。ただ普通の少女まんがと違って、ただ恋をもつれさせるのではない。なんというかキャラの想いがまっすぐ伝わってくる漫画。
傑作の「羽衣ミシン」に続いて、個人的には大ヒット!
他の短編集も全部読んでみようと久々に思わされた作家さんです。おすすめ
時雨色 ★★★★★
新たな恋の予感に満ちた巻でした。新鮮なおどろきや、ときめきを思い起こさせてくれます。大人の方におすすめです。
うたた寝屋 ★★★★★
60年代を舞台に、音楽・友情・恋…地方の高校へ転校してきた秀才の主人公と豪快な同級生の青春。シリーズ2巻。
この作者の本は一冊の内容がすごく濃厚というか…。読み終わった時、いいものを読んだ!と感じます。
ジャズや千太郎たちとの関わりで少しずつ変わっていく薫と、交錯する恋愛模様…せつなくてまぶしいような青春から目が離せません!