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パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

価格: ¥760
カテゴリ: 新書
ブランド: アスキー
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読みにくい ★☆☆☆☆
 なんでこんなに評価の高いレビューが多いのか理解できない・・・。

一冊の本にするために強引に文章をのばしている箇所が多々ある気がするし、

論理がふわふわしていて何がいいたいのか、わからない・・・

著者の造語、カタカナ文字が多用されすぎていて、さらにわけがわからなくなっている。

まったく頭に残らない眠くなる本。
正論だけど薄い内容 ★★★★☆
著者の指摘は、すごくもっともなのですが、「パラダイス鎖国」というフレーズ以外、オリジナリティを感じることができない内容です。後半にいたっては、「ロングテール」など、他の人が発表済みのことをかいつまんで紹介しているところが、ホント、ブログのノリ。それでも星4つは、著者がそれに気づいて、効果的な名前を付けたためです。

それにしても、著者は女性でありながら、本の書き方、物事の論じ方は男性そのもの。表現こそ柔らかいが、男脳。ついでに購入時の帯も推薦人は2人とも男性。普段、男性主体のビジネス環境でお仕事されているから、周囲が男性ばかりでも違和感ゼロの女性なのだろうか。

ただ、鎖国と言っても、日本人が国際結婚して、外国人の配偶者と日本に定住している数が増加していることについては、触れられていません。大枠では、同じパラダイス鎖国の大先輩、アメリカ合衆国と同じこと、って言われそうですが、旅行といった消費行動や、エレクトロニクス産業のことばかりではなく、結婚についても相応に書いて欲しかった。ハーフの子供達をどこで、どう育てるか、というポイントがあって、本当に日本はパラダイス鎖国しているのか、ってより深く書けたと考えます。
「内なる黒船」への期待 ★★★★★
ベストセラーとなった梅田望夫『ウェブ進化論』読後の居心地の悪さを、本書はまさに暗雲を散らすがごとくに取り払ってくれた。梅田氏も海部氏も、同じシリコンバレーの地でビジネスを行うプロフェッショナルである。そういう共通の境遇の元、梅田氏の論は、彼自ら「無邪気」と言いはばからないシリコンバレー礼賛に終始するものだった。対する海部氏のそれは、今でこそシリコンバレーに職住の居を構えつつも、同じアメリカでも企業文化の異なる東海岸でのビジネス経験もあるため、その論説はより深みを増しているように見える。そうした海部氏が、梅田氏の「日本を離れシリコンバレーに行こう!」というアジテーションへのアンチテーゼとも言える「内なる黒船」を期待するという言には、大いに賛同の気持ちを覚えるのである。経済不安が顕著になってきた昨今、若者たちの保守化が著しいと聞く。実に残念だ。若い人たちにこそ、閉塞感に満ちた日本の企業社会・政治社会の変革を担ってほしいと切に願うのである。
ブログから生まれた軽いタッチの日本論 ★★★★☆
ブログから生まれた軽いタッチの日本論。
結論としての部分、今後の日本の処方箋については
どうしても抽象論になってしまうのは致し方ない。

ということより何より題名をはじめ
著者の造語というかフレーズの作り方、
そのセンスは秀逸。
開国への第一歩 ★★★★☆
日用品で足りないと思ったものはコンビニとかスーパーですぐに手に入る。食べ物もおいしい。高速インターネット回線は当たり前のように使えるし、すごい便利なケータイを当たり前のように持ち歩いている。街を歩くときに何かに怯える必要はない。僕は決して富裕層では無いが、安心して快適に生活することができている。日本の商品やサービスの質は高い方だと思うし、外国に比べて暮らしやすいと思っている。
かといってすごく満たされた状態かというと、そうでもない。
未来のことを考えると不安要素がいっぱいだ。拡大路線と効率化で得られた成長は陰りを見せ、かつて世界最高を誇った技術分野では世界市場での競争がより一層激しくなっている。特に日本発の技術が少なく、後追いになりがちなソフトウェア業界に身を置いている者として、そういった危機感はより強く感じている。高度成長を担保に築かれた社会保障制度の未来なんか、もう誰も期待していない。

この国では、「パラダイス感」と「閉塞感」が入り乱れた妙な感覚にとらわれている人はたくさんいるのでは無いかと思う。本書は、そんな微妙な状況を、的確な分析と切れ味の良い言葉でまとめたもの。タイトルなんか絶妙で、これ以上の表現は無いと思う。

後半ではそんな鎖国状態(閉塞感)から抜け出すための長期的な提案、すなわち、「開国への道しるべ」がしっかりと示されている。豊富な国内市場と、ハングリーさを原動力に、効率化を武器にした拡大路線がパラダイス状態を作り上げてきた。次のステップに抜け出すには、やはりイノベーションを引き起こす土壌が必要である。イノベーションというと大掛かりなきもするが、だれもができる小さな改革の積み重ねこそが、日本人のやりかたであるというメッセージは、まさに開国への第一歩かもしれない。