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市場づくりを忘れてきた日本へ。

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: しょういん
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新しいマーケティングの提案 ★★★★☆
本書によると、
日本企業が使う4大マスメディア(TV、ラジオ、新聞、雑誌)
の広告費用は総額で3.5兆円らしい。
そのなかでも日本ナンバーワンの広告代理店は総広告取扱高2兆円、
海外では、「世界一のローカルエージェンシー」と揶揄されているらしい。

日本企業の不振と併せてこのような状況に危惧を抱く著者が、
10年来のパートナーとしてその実情を知る
サムスンのマーケティングを解説し、
日本企業へ新たなマーケティングの提案をしている。

内容は、自身の企業PRの側面も感じるが、
うんうんそうだよなと素直に読ませる内容が多い。

借金まみれのアメリカにはもう頼れない、
日本の高い技術を新興国に安売りしても利益は出ない、
「マス(大衆」との決別を考えろ、
世界の7億人いるといわれる富裕層に、
「高い技術」を高く売りなさい、
日本の技術ならまだまだ高く売れる、
という著者の考えには納得するものがある。
目新しい話は特になし ★★★☆☆
サムスン電子の飛躍の要因について、「表の競争力」を駆使して「ローカルニーズの把握」による「市場作り」に成功したからというのがひとつの答えとして語られていますが、それは他の多くのサムスン本でもすでに語られているので、特に目新しい論点はありませんでした。
 著者の指摘は一つ一つ確かにもっともで、多くの日本企業が学ぶべきことではありますが、「裏の競争力」を保ちつつ、いかに「表の競争力」を矛盾無く同時に強化し、かつリソースを適切に配置するかは非常に難しく、そのまま適用できることではないと考えられます。
 ただし、この本の最も価値のあるところは、実際に著者が実施したサムスン電子とのミーティングのやりとりやサムスン電子のメディアキットの中身(写真つき)です。参考になります。
ガツンと衝撃を受けました。 ★★★★★
この本凄過ぎです。

著者らが直接コンサルティングしただけあって、
SamsungエレクトロニクスのGlobal Marketing 戦略に関して
ズバリ書かれている。
日系企業でMarketingに携わるものとして、焦りを感じました。

やわらかい表現で書かれているので一気に読めます。

これ以上余計な事は、言いません。
とにかく衝撃を受けました。
まさか日本の会社がサムソンのマーケティングを支えたとは驚きです。 ★★★★★
まず日本の小さなマーケティング会社があの世界のサムソンのマーケティングを支えていたとは驚きでした。マーケティングの本場であるアメリカの会社が後ろにいるのだと思っていました。日本ではまだそれほど知名度は高くないですが、日本以外の欧米・アジア・中南米では抜群の知名度です。はっきり言って日本のソニー以上です。どのようにしてサムソンが短期間でここまで来れたのかずっと疑問に思っていました。

そのサムソンのマーケティングを今回初めて著者は明らかにしてくれました。派手な宣伝よりも地道な現場に根ざしたマーケティングを真面目にサムソンは実行された。マーケティングに
経営トップがここまで絡んでいる日本の会社があるのでしょうか。確かに日本のメーカーが
米国に初めて進出したときは真面目販売網を築かれました。そのような努力を日本メーカーは
忘れているのではないかと、この本を読んで強く感じました。

広告戦略とマーケティングをごちゃごちゃにしている日本メーカーが多いのではないでしょうか?一方サムソンははっきりとこの二つを分離している。サムソンは現在では宣伝の絶対金額も多いでしょうが、販売に結びつく効果的なお金の使い方をしている。日本のメーカーもこの違いを理解しなければ、サムソンとの距離はこれから開くばかりでしょう。

良い商品があれば、自然に売れていくという考えの日本の経営者が非常に多い。その中で、
ここまでトップがマーケティングを重視しているサムソンという会社は脅威です。
是非とも日本の経営トップもこの本を読んでこれから如何に海外に伸びる市場を自ら開拓していくかということを真剣に考える必要があるのではないでしょうか。


















経営戦略の見直しを本気で考える時期 ★★★★★
国内における日本企業のイメージが海外では通用しない。その国内外のイメージギャップにいつも悩まされていたが、この本を読んでその原因がよくわかった。私も実際に海外を回って仕事をしているので、この本には非常に共感できることも多く、「そうなんだよ!」心の中でつぶやきながら読んでいた。著者の指摘通り、実際に海外ではサムスンやLGなど韓国企業の商品が幅をきかせている。その理由が、物作りより市場作りに重きを置いたマーケティングにあるというのは、「物作り大国日本」で育った我々の盲点だったという気がする。この本はグローバルマーケティングの本、と言うよりもこれからの日本企業のあり方を示す、経営戦略の指南書のように私は感じた。