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電波利権 (新潮新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 新潮社
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電波はコンテンツから崩壊する ★★★★☆
誰が電波の盟主なのか、一番電波で得をしているのは誰か。
それもまた電波メディアの盛衰を論じるときには肝要であるが、
それにかまけているテレビ局の上層部を横目で見ながら、
テレビは,コンテンツから腐り始めている。


「人の興味、趣味思考は多岐に渡り、一人一人で個別に見ると、
高尚で人間にとって大切なことに関心があったりするが、
これを万人におしなべて考えると低俗しか残らない。
大衆芸能であるテレビの宿命として、低俗は大切だ」

という得手勝手な論理を元にテレビ局が(守られた)利権をむさぼっているうちに
視聴者はテレビなど置き去りにして進歩してゆくのである。

これからもっと多チャンネルになって違うビジネスモデルが確立すれば、
テレビ自体が淘汰の波に洗われるのではないか。

見るものは声を上げねばならない。見ないという選択で。
テレビも公共事業??!! ★★★☆☆
最近のテレビ(国営も含み)は画一的な内容だとおもう
私自身どうして、国営や民間が同じ様な番組作りになってしまうのかと
予てからの疑問に感じていましたが、この本を読むことにより
寓意的ではあるが形が見えてくると思う。
本を手に取ってみたときは、妄誕だと思っていたが
読み終わった時にはテレビの淵源を見たと思った。
テレビは娯楽なので頽廃せずに頑張って欲しいと
最後に言っときたい。
トンデモ本の類です ★☆☆☆☆
NHK出身の方だそうですが、技術的な観点からすると現実的でない事がさも当たり前のように書いてあります。

残念ながら此の本に隠されている「嘘」に気がつく人はごく一部でしょう。

携帯電話屋の御用学者の戯言が活字化されたトンデモ本です。
最後の規制業界。 ★★★★☆
規制業界である放送。

携帯電話利用者から徴収した電波利用料を用いて、地上波デジタルを推進する。
「1セグ放送は移動体放送のため」という大義名分によって。
すべては既得権益を守るため。

給料が高いのは規制によって競争が排除されているからなんだよ。
金融機関のように。

したり顔でニュースを読み上げる人たちこそ、この問題に突っ込んでほしい。
テレビ業界の将来は暗いと言わざるを得ない ★★★★☆
日本の放送行政が政治に利用されつづけてる状況を告発している。主な内容は、

・テレビ局と新聞社が系列化したため、政府がメディアコントロールしやすい状況に。
・貴重な電波資源の多くを寡占し、新興の携帯電話などにその資源を譲らない。
・地上デジタル放送は電波を他業界に奪われないため、帯域をふさぐ目的。
・ハイビジョンや地上デジタル放送はインターネットなどの新興IT技術に必ず負ける。
 膨大な国費(とアナログテレビ)が無駄になる。  

将来、放送の多くがインターネットを経由して行われるようになることは容易に想像が
つく。海外ではテレビなどが持つコンテンツもどんどんネットに流す方向にある。
しかし日本では著作権がどうこうとか言いながら殆ど流れていない。
これは日本の放送業界がいかにインターネットを恐れているかをよく表していると思う。

地上デジタル放送のようなつまらない技術に多額の税金を投入して全部だめにしてしまう
「戦艦大和」型は避けてもらいたいものだがもう手遅れになってしまった。
将来に希望を持つとすれば本書後半に書かれている「無線インターネット」や「IP放送」
になるのだろう。